(訳)
いつまで続くんだこの混沌とした状況は
僕の心が現れて
目を背ける一瞬へ

出典: Rage on/作詞:YORKE. 作曲:Ta_2

成長過程の不安定な少年たち

反射してく街を歪んで見せてた
傾くフェイントブルー
遠回りの先で見えた虹は
自由へ繋がった

尋常じゃない渦中
劣等に苛まれた the way I want this
momentary shots of fake scenes
will it water down

出典: Rage on/作詞:YORKE. 作曲:Ta_2

blinded past
what was it for me, take away
without even saying goodbye

出典: Rage on/作詞:YORKE. 作曲:Ta_2

続けて歌詞カードから和訳を掲載しようかと思いましたが、意外とそのままじゃ分からない……。

ここはアニメの内容と照らし合わせて独自に解釈させて頂きます。

主人公は、劣等感だらけの自分から抜け出したい少年です。

何とか状況を変えたいけど苦い思いをした過去が脳裏によみがえると足がすくみます。

「胸の痛みが和らぐ日はいつか来るのだろうか。

あの辛い思い出が自分に何かをもたらしてくれるのか……?

いっそ連れ去ってほしい、ここではないどこかへ。

サヨナラなんてまだ聞きたくない……!」

少年が誰かに助けを求める様子が描かれていますね。

今は苦しみの中でもがいている状態のようです。

将来に不安を覚えていくアニメの登場人物のこれからを暗示しています。

悩みながらも進め!

やがて光が射す

探してた未来へ羽撃いてく
鳥を追いかけ
伸ばした僕の手は見た事無い
景色へ繋がった

尋常じゃない渦中
劣等に苛まれた the way you want this
anxious eyes chose down the blur point
on bended your knees

憧れの季節嘆く
without even saying goodbye
and bring me down

出典: Rage on/作詞:YORKE. 作曲:Ta_2

空を自由に飛ぶ鳥をライバルに例えています。

遠いところにいるライバルを追いかけて手を伸ばしたら、目前の景色が変わってきたのでしょう。

これまでの自分が先の景色に怯えるばかりで道をまっすぐ見る勇気がなかったと気付いたようです。

膝をついて悩むばかりじゃ何も変わらない。

自分が止まっている間にライバルはもっと先に進もうとしています。

主人公は迷います。

自分の傍にいてくれないか、2人で頑張っていけないのか……。

「……僕に構わず先に進め。お前はお前の道を……」

主人公はライバルの背中を押すことにしました。

新世界への一歩

Rage on 眩しい光
鋭く目を背ける一瞬へ
the sun is blazing on my zealot
better nothing else to be
what I want 手にしたゼロは何だ?
find delight in this siren

出典: Rage on/作詞:YORKE. 作曲:Ta_2

主人公が踏み出した新しい世界はとても眩しい光を放っています。

まるで彼の思いごと焦がすように照り付けてくる太陽。

「まだ何になりたいかなんて分からない。

でもこのままここにいてもダメなんだ。

前に進まなきゃいけないってことくらいは分かってる。

手にしたものはまだ何もない。

それでも進めば、きっと何かが見つかる……!」

少年は未来にわずかな希望を見出したようです。

目指すのはひと際明るい光

繋がれば so what a curious thing
足りない言葉を埋めるだけで
are we all alone? "nothing"
is this where we end?
we'll just go for a glory dazed

出典: Rage on/作詞:YORKE. 作曲:Ta_2

「繋がれば」は人との繋がり、絆を示してるように見えます。

これまで自分の気持ちを伝えてこなかった主人公。

新しい世界に踏み出してみて言葉にして伝えることで、分かり合える相手が増えていきました。

「孤独って何だろう? それは何もない自分のこと。

ここで終わるのか、それともまだ見ぬ目がくらむような未来へ向かうのか……」

答えはもう胸の中にあるのでしょう、

Days confusion ever free
come through my heart
with my rage lost
can I break in here?
break...

Rage on 眩しい光
鋭く目を背ける一瞬へ
the sun is blazing on my armor
振り向く暇はないんだ
on your mark 後戻り出来ない
get set 響く go

出典: Rage on/作詞:YORKE. 作曲:Ta_2

「一歩踏み出しても、また悩みに取り込まれるかもしれない。

また自分を見失うかもしれない。

それでもきっと、僕はもう一人じゃない。

“話を聞いてよ”

そう言える相手がきっと近くにいるはずなんだ。

眩しい光はいつも僕を射抜こうとする。

太陽も僕自身を焦がすほどの熱を浴びせてくる。

でももう振り向かない、足も止めない。

どこまでも……進もう!」

主人公は迷いながらも進むことを選びました。

傍にいてくれる仲間と、強い心を持つライバルと共に……。

登場人物たちが悩み苦しんで成長する「Free!」第1期にふさわしい楽曲です。