スキマスイッチ【キレイだ】歌詞の意味を独自考察！別れた恋人を想って…切ない歌を歌うことも…あるある…

何かを失うと人は無気力になるものだと聞きます。

逆に無気力にならずに前向きな人もいるのでしょうが、少なくとも「僕」はそうではないようです。

どんなに後悔しても、思い悩んでも、思い続けていても仕方がない。

自分の性格が「君」と衝突したのだとしても今さらこの性格を変えることができるわけがない。

ならいっそのこと諦めたほうがましだ。

あまりにも後ろ向きな開き直りというのでしょうか。

とはいえ、この場合は開き直りというよりは自分に言い聞かせているようです。

開き直ってしまえば人生楽だといいますが、「僕」はまだ完璧に開き直るには時間がかかりそうです。

自分の性格でもやっていける人と新たに縁を結ぶのも一つの方法とは思います。

しかしそれができるようになるためには、「君」への思いを捨てる必要があるのでしょう。

歌というのは不思議なもので、その時の気分によって同じ歌でも感じ方が幾通りにも異なります。

そして、その時の気分によって聞きたいと思う歌も幾通りに異なるのです。

世の中には幸せに満ち溢れたラブソングがたくさんあります。

同時に、叶わない恋心を詠った、切ないラブソングもたくさんあります。

この歌も言うに及ばず切ないラブソングなわけですが、そんな歌を歌うことは馬鹿みたいだといっています。

悲しい時は悲しい歌を聞いて気分を底の底まで落ち込ませれば後は上がっていくだけ。

よくあることですし、切ない歌を歌うこと自体は悪いことではないはずです。

悪いことではないですが自分を客観的に見た時に情けなく思うのでしょうか。

それはその時にならないと分からない心情です。

曲のタイトルでもある「キレイだ」。

キレイだといっているのは花でも風景でもなくすでにいなくなってしまった「君」。

忘れるために写真を破こうと手に取ったのでしょう。

しかし、破くことはかなわず写真に写った「君」を見る。

シンプルだからこそ強い思いが感じられます。

この曲の最後は「やっぱり君は…」という言葉で終わります。

この言葉は途中で途切れたものであり、まだ続きがあるはずです。

この後に続く言葉は一体何でしょうか。

順当に考えれば「キレイだ」なのでしょうが必ずしもそうとは限りません。

むしろ、一言で収まらない気持ちが集約されているように思えます。

全てを言わないまま終わることがかえって曲の余韻を引き立てています。

恋人と別れた男性の切ない思いを歌った楽曲である「キレイだ」。

別れた女性をそれでも思い続ける男性の心情が胸に響きます。

スキマスイッチはこの楽曲の他にも恋人と別れた男性の心情を歌った曲をいくつもかいています。

記事を紹介しますので確認してみてはいかがでしょうか。