再びサビが訪れますが、最初のサビとは少し内容が異なっています。

前回のサビは、海に向かって走る爽やかな雰囲気を感じさせるフレーズでした。

一方今回は、前の章を受けて、次なるステップを示唆する表現が含まれています。

2人の距離感を更に縮めたいという欲求が強く表れた内容となっているように感じられます。

歌詞に登場するトビウオは水面を伸びやかに滑空する躍動感のある魚です。

制約のない海でどこまでも動き回れるトビウオは、まさしく自由そのもの。

ここには「あなたと一緒にもっともっと自由な恋を楽しみたい!」という気持ちが含まれているように感じられます。

その気持ちを表す為に、「灼熱」という強烈な熱量を表す言葉が使われているのでしょう。

【夏よ、終わらないで】

水平線沈むSunset Time
終わらない恋がほしいの
お願い…ナツよ消えないでPlease

出典: 曲名/作詞:小竹正人 作曲:Henrik Nordenback,Christian Fast,Lisa Desmond

次のフレーズでは、一気に落ち着いたムードに変わります。

楽しい時間も夕日とともに去ってしまう。

夏の終わりを感じさせる情景とともに、「どうか終わらないで・・・」という切なる願いを感じさせます。

ずっと恋していたい

これまでの爽快でアップテンポなリズムとは対照的に、沈みゆく夕日の情景を連想させる少ししっとりした雰囲気に。

最高に楽しい時間が終わりを迎えようとしている模様がうかがえます。

まだまだ楽しみたい

ずっと恋に溺れていたい

そんなもどかしい気持ちが表現されていますね。

できることならばずっとこの夏が続いて欲しいという願いが伝わってきます。

【最高の時間を永遠に】

ラストのサビでは、最高の時間が終わりなく続くように、願う気持ちを再び明るい雰囲気で解き放ちます。

So We Are Summer Summer Summer Riders
海まで 飛ばして Drivin'
眩しい 光の アーチをくぐり抜け
波音聞いたら 吹いてくる New Breeze
キミと私に ナツが来た!
Summer Riders…Together Forever…
解放区でしょう? 自由でしょう?
Can't Stop キミと私に 灼熱を!
Shinin' Boy! Shinin' Girl! We Are Summer Riders!

出典: 曲名/作詞:小竹正人 作曲:Henrik Nordenback,Christian Fast,Lisa Desmond

最後には、改めて気持ちよく夏を感じさせるサビが再びやってきます。

これまでのサビとひとつだけ異なるのは、永遠を意味するワードが含まれる点です。

サビをミックスさせた歌詞のなかに永遠を意味するこのワードを含むことで、何が表現されているのでしょう?

筆者は「ずっと夏に乗り続けて恋していたい」と歌っているように感じました。

限られた恋に全力の熱量で向かい永遠を祈る様子は、溌剌でありながらも若干の切なさを感じさせます。

【おわりに】

曲のタイトルでもある「summer RIDER」は、直訳的には「夏に乗るもの」となります。

しかしながら、この曲の歌詞をいざ読み解いてみると、夏の暑さに同調させた恋心に主眼が置かれていました。

キーメッセージは「恋に没頭すること」と変換できるように思います。

あなたも夏の恋を気持ちよく乗りこなす為、まずはこの楽曲にしっかり乗ってみてはいかがでしょうか?

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