さて、ここで少しフランス語の勉強です。(安心して下さい。簡単ですよ♪)

すでにご存知の方も多いと思いますが、Chérie!」とはフランス語で「愛しい人」という意味を持ちます。

英語でいうところの、「darling」や「honey」に近いニュアンスで、自分の子供や孫に対しても使ったりするとのこと。

男に対する「Chérie」、女に対する「chéri」の2つのつづりが存在!?

Chérie! 乙女の夢 ルージュの桜 咲き誇れ
あなた気づいてないでしょう? この気持ち
Chérie! 大人の距離 艶めいてる
くちびるピュア×2
今日の私 このキラメキ
太陽のせいじゃない

出典: Chérie!/作詞:SAKRA 作曲:SAKRA

実は、Chérie!」には2つのつづりが存在します。

今回のタイトルとなっているChérie!」と末尾の「e」を取った「chériで、どちらも同じように「しぇりー」と発音します。

では、それぞれはどのように使い分けられているのかと言うと、

Chéri!→女性から男性に対しての「愛しい人」の意味(「mon cheri」のように使う)

Chérie!→男性から女声に対しての「愛しい人」の意味(「ma Chérie!」のように使う)

となります。

 よって、今回の『チームしゃちほこ』の『Chérie!』は、男性から女性に対する「愛しい人」の意味ということになります。

 ん?これって逆では?

タイトル『Chérie!』に込められた意味の真相!?

【Chérie!/チームしゃちほこ】キュンとなる歌詞&MVを紹介!タイトルの意味は?アニメ主題歌♪の画像

やわらかい風 髪を撫でて
いつもの街 ピンクに染めた
歩き慣れた 道も違って見える
春のいたずらね

キラめいた世界へと 飛び出してPop Star!
扉を開けて次の夢 咲かせましょう

Chérie! 乙女達は愛で色めく 永遠の花
だから気づいて欲しいの この気持ち
Chérie! 大人の距離 ルージュで埋めて
舞い上がれヒラ×2
今日の私 きっと無敵
昨日とは違うでしょう?

出典: Chérie!/作詞:SAKRA 作曲:SAKRA

※ここからは、独自の解釈となり、作詞されたSAKRAさんへ確認したわけでありません。

歌詞をひと目見ただけだと、憧れている男の子に対するキュンとなる気持ちを表現した歌であることは間違いありません。

よって、本来であれば、「Chérie!」では無く「Chéri!」になるはずでは?

もしかしてタイプミス!?いいえ、そんなわけありません。

タイトル『Chérie!』には女の子の明るく前向きでポジティブな想いが込められている♪

実は、タイトルと曲中のサビの冒頭に出てくる「Chérie!」という言葉には、憧れの男の子が自分に夢中になってしまうくらい魅力的な女の子に変身したよ!という意味が込められているのです。 

つまり曲『Chérie!』は、単純に自分が男の子を愛しいと想う気持ち(cheri)を表現しただけの歌では無く、言わば女の子の決意と自信がさらに強く表現された超ポジティブな曲だったのです。

そう、以下の歌詞をきっかけに、少女は「新しい自分」に完全に生まれ変わります♪

涙 笑顔 包んで舞い踊れ
季節のシャワー 薄紅の雨
また逢える日まで

出典: Chérie!/作詞:SAKRA 作曲:SAKRA

『Chérie!』の歌詞の意味を要約するとこんな感じ

『Chérie!』の歌詞の意味は、ざっと要訳するとこんな感じになります。

最初は、恋は意地悪だと考えたり 告白も下書きだけで終わっていたりしていたのが

春の日差しの下、Pop Starのような気持ちになって 新しい自分に「よろしく」と告げよう!

今日の私のこのキラメキは太陽のせいじゃない!

そして最後には「ネガティブなセリフ」が「ポジティブなセリフ」にいつのまにか変わっている!

泣き顔は見せないよ 嘘つきなPop Star!
新しい自分「よろしく」と告げましょう

Chérie! 乙女の夢 ルージュの桜 咲き誇れ
あなた気づいているでしょう? この気持ち
Chérie! 大人の距離 奏でてゆく
くちびるピュア×2
今日の私 このキラメキ
太陽のせいじゃない

出典: Chérie!/作詞:SAKRA 作曲:SAKRA

そして、最後には、

あなた気づいてないでしょう?この気持ち

出典: Chérie!/作詞:SAKRA 作曲:SAKRA

というネガティブだった表現が、

あなた気づいているでしょう?この気持ち

出典: Chérie!/作詞:SAKRA 作曲;SAKRA

とポジティブな表現に変化しています!

PVの衣装が、地味な制服から春先のファッションに次々に変化していくのも、そのあたりのコンセプトを意識した演出なのだと思います。

見事、曲にマッチしていて素晴らしいですね!