本当に死別してしまったのかどうかは分かりません。
どちらにしろ主人公と「君」はもう一緒にいられなくなってしまったのです。
これはつまり、主人公は「君」の王子様にはもうなれないということを意味します。
この虚しさが歌詞全体にわたって描かれているのです。
孤独と夢の中のファンタジー満載な言葉が、主人公も切なく悲しい旨の内を映しています。
甘くほろ苦い物語
さなりさんの「Prince」の歌詞を解説しました。
「好きな人を失うのがこんなに辛いのか」と感じられるくらい切ない歌詞です。
それでも悲壮感をあまり感じないのは、このメロディによるものなのでしょう。
主人公は何度も現実逃避していますが、その頭の中で描いたストーリーはいわばファンタジーです。
あの曲調は主人公の描いた物語をそのまま音楽に投影したかのようにも感じられます。
このような曲を高校生が制作したと考えるだけで、さなりさんの実力がよく分かりますね。
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