東京で事件発生!
navi:
江戸川越えたら 『03』区域突入!
総武線各駅降りた後 突然のカツアゲに
「おい!待てよ!」「出せよ!」
「金?いやいや!!」断ると
イライラヤンキー「裏来いよ!!」
「出せよ!」「いやよ!」 やべー、、、、 目がマジだよ、、、
キャー(┬◇┬)
出典: 東南西北~全員集合!!!!~/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
子供時代を関東で過ごしたnaviさんのソロパートから始まります。
彼は千葉県に住んでいましたが、そこから東京に通っていたこともあったのでしょう。
『03』とは市外局番のことで、東京23区はこの番号で統一されています。
江戸川を超えたら、この市外局番の地域になるわけですね。
さて電車を降りたら、なんとヤンキーによるカツアゲに遭遇してしまいました!
これはnaviさんが実際に体験したことなのでしょうか。
果たして逃げ切れたのか、この後の続きが気になります。
それにしても、歌詞に顔文字がついているのも珍しいでしょう。
この顔文字の部分まで歌うわけではありませんが、歌っているnaviさんの気持ちが伝わります。
肥前から道頓堀へ
SOH:
Woooo! 肥前の街からまた登場
Floorのテンションをあげろ状況
道頓堀までLowtone Voice ガラクタだらけまだ未完成Voice
Kickしなハーイ! Checkしなハーイ!
がばーい兄ちゃんDaオレの事ハーイ!
Lowtone Voiceで震撼さすとどまり続けろKeep on×2!
出典: 東南西北~全員集合!!!!~/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
次は九州で生まれたSOHさん。
サビの部分から再び登場した、という意味で「また」というフレーズを入れているように感じられます。
「肥前」とは昔の地名で、現在の佐賀県のことです。
SOHさんはGReeeeNの中では最も低音ボイスなので、「Lowtone Voice」と表現しているのでしょう。
その声を響かせながら、大阪の道頓堀まで行っていたということでしょうか。
まだ大阪までしか行っていなかったときは、自分の声がまだ完成されていなかったようです。
要するに、声変わりしきっていなかった頃ということではないでしょうか。
まだ小さい頃は、大阪までしか行ったことがなかったのでしょう。
加えて声も大きいので「大地を揺るがすような声を出したい」、という思いを感じられます。
5行目の「がばい」は佐賀弁で「すごい」という意味の方言です。
つまり「すごいお兄ちゃん」という意味なのですが、それにSOHさんは自ら立候補しました。
兄弟では一番上という意味?
それとも、「肥前から音楽ですごいことをやってのけたお兄ちゃん」ということでしょうか。
アンカーは関西地方
HIDE:
おやおや?気付けばアンカーやった!!!
モヤモヤ気分は サヨナラ!!!
大阪生まれ 京都育ち 高知に渡り 東京染まり
福島 気付けば6年目! 気が付きゃ30歳(さんじゅう)目前で、、、
追いかけて 追いかけて 追いかけて~ ( T △ T )
出典: 東南西北~全員集合!!!!~/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
最後に関西地方で生まれたHIDEさんのソロパートです。
「モヤモヤ」は「ピーターパンが見えなくなってきた」ことでしょうか。
しかしせっかく回ってきた自分のソロパートですから、楽しまなければ損でしょう。
だから一度このモヤモヤと「サヨナラ」します。
HIDEさんは大阪に生まれて京都で育ち、高知や東京など様々な場所で生活していたようです。
最終的にやってきた福島で、6年目になりました。
1行目と4行目で「気付けば」という言葉が出てきますが、夢中になると周りが見えなくなるのかもしれません。
気が付けば自分のソロパートですし、気が付けば30歳が近づいています。
どれも気付くのが遅かったのですね。
「あっ!」と我に返って、慌てて先に行ってしまった何かを追いかけるのです。
何を追いかけているのでしょうか。
他のGReeeeNメンバーか、見えなくなりつつある「ピーターパン」?
泣いている顔文字から「ああもう、やっちゃった…」という様子が伝わってきます。
主人公4人はGReeeeNメンバー
メンバーの自己紹介
「東南西北~全員集合!!!!~」の歌詞の主人公は、この曲を歌うGReeeeNそのものです。
メンバーのプロフィールを知っている人なら、このパート分けも納得がいく人も多いのではないでしょうか。
サビ以外のソロパートは、その人の出身地を歌っています。
逆に、メンバーのことをあまりよく知らない人からすると、あまりピンとこない歌詞かもしれません。
しかしこの曲を聴いて、メンバーのことをもっとよく知る機会にはなりそうです。
また、これは4人全員がそれぞれ全く違う出身地だからこそ実現できた曲ともいえるのではないでしょうか。
何人か同郷のメンバーがいたら偏ってしまいます。
逆に全員の故郷が同じ場所だったら、「東南西北」も「全員集合」という言葉も使われなかったかもしれません。
同じ地域にいるのなら、わざわざ集まってもらう必要もないからです。
メンバーから見た故郷
各ソロパートは、そのメンバーから見た故郷を歌っています。
ある意味、「故郷の思い出」でしょう。
関東出身のnaviさんのパートは思い出というのも違うかもしれませんが…。
パートのよっては方言も混じっているので、彼らの郷土愛も感じられます。
こうやって方言まで盛り込んでいるのは、「GReeeeNにしか表現できないこと」を描くためでしょう。
単に出身地をふくめた自己紹介ならネットでも見られます。
しかしさらにその先にあるものは、本人達にしか知り得ないものです。
ましてや故郷にどんな思い出があり、どんなイメージを抱いているかなど当人にしか分かりません。
「東南西北~全員集合!!!!~」は、当人にしか分からない「故郷への思い」を歌う曲なのでしょう。