憂鬱なんかぶっとばして 窮屈な場所抜け出して
響かせてもっと愛の言葉 最大音量にしてよ
あなたの住む世界を 塗り替えてみせるから
ここにはもういられない
Let's get loud let's get out
I'm going to live my life
How about you 先に
行かせてもらうわ
私を見てて I wanna get loud!
出典: LOUD!~憂鬱をぶっとばせ~/作詞:miwa 作曲:miwa Naoki-T
クライマックスもサビです。
リフレインを含みます。
同じ言葉で構成されますが、これまでのドラマを経てさらに重い意味を感じるでしょう。
「LOUD!~憂鬱をぶっとばせ~」
元々は日々の生活に対する不満や鬱屈をこの曲とともに吹き飛ばそうという想いが込められます。
リスナーであるあなたが鬱屈するくらいならば、私がその窮屈な壁を倒すくらいの気概が見られました。
一方でmiwa自身の変わりたい想い。
「変身願望」みたいな意気込みの存在を感じます。
アコースティック・ギターを抱えて歌うことが嫌になった訳ではないでしょう。
そうではなくてあくまでも表現者としてもっと幅を広げたい。
こんなラウドなロックも私の一面だと強く訴えているのだろうと思うのです。
歌詞で日々の生活からの脱却を歌うだけでは足りなかった。
サウンドでその想いを表現してリスナーに届けたかったのです。
私が先陣を切るから見ていて、そしてあなたも続いてきて。
世界すべてを塗り替えるほどの輝かしい未来をあなたに魅せる。
可愛いと声援が飛んでいたmiwaにカッコいいという声が掛かるのです。
「LOUD!~憂鬱をぶっとばせ~」で蘇生する
ラウドロックに振り切れた
日々を悶々と過ごしていながら展望が開けない毎日。
若い頃は特に思い通りに行かないシチュエーションにも服従しなくていけません。
不満を抱きながらも一歩も動かないで日々をやり過ごしていたらどうなるでしょうか。
いつか心が風邪を引きます。
抑うつ状態にまで陥ってしまったならば、何かしらのメンタル・ケアが必要になるでしょう。
音楽家はリスナーの精神状態の在り方に常に気を配っています。
この曲を聴いてくれた人がどんな光景を瞼の裏に思い浮かべるだろうか。
そのときのリスナーの心模様が健康なものであったならばいいと音楽家は祈ります。
冒頭でmiwaが触れた人にとって譲れないものである心。
この心を自分自身の胸にきちんと抱きなおすために「LOUD!~憂鬱をぶっとばせ~」はヒントをくれます。
自分というものにとって一番譲れないその心の赴くままに進路を決められたら素敵です。
現実生活は歌のようにうまくゆくものではありません。
それでもラウドロックが響いている間だけは、日頃の鬱屈した日々から解放されるのです。
この曲を何度もリピートして、その歌詞を自分のものにし得たときにリスナーは変われます。
ロック・ミュージックの力です。
ラウドロックに振り切ったmiwaのまぶしい勇気を讃えながら筆を置きます。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
OTOKAKEで振り返るmiwaの軌跡
miwaの原点といえる作品
OTOKAKEにはmiwaの関連記事がたくさんあります。
中でもmiwaにとって「原点」ともいえる楽曲をご紹介。
「めぐろ川」
本当に素晴らしい代表曲ですが、この曲の歌詞を解釈しました。
渾身の記事です。
ぜひご覧ください。
miwa【めぐろ川】歌詞の意味を解釈!君って誰のこと?故郷を離れたmiwaが一途に伝えたい想いとは… - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
2010年に発表されたmiwaのメジャー・デビュー・シングル「don’t cry anymore」のカップリング曲「めぐろ川」。彼女にとって原点といえる曲です。東京を離れた恋人に贈る歌。切ない想いが綴られた歌詞になっています。歌詞を独自解釈いたします。
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