戦場での輝きは刹那

輝きは刹那
戦場で咲く華の様に
美しくあれ戦士よ

出典: https://twitter.com/syronh2678/status/892329017172295683

「輝きは刹那」という歌詞には、人間の一生は一瞬の輝きのような儚いものという意味と、戦場での輝きはどんなに輝いても死と隣り合わせの刹那的なものであるという意味があるのでしょう。

だからこそ、「戦場で咲く華の様に美しくあれ戦士よ」と言っているのです。

「オルフェンズ」の "鉄華団"の理念にも通じる部分があるこの歌詞はこの曲の象徴ともいえるでしょう。

いつ死んでしまうかわからない戦場で、戦い散っていく運命だったとしても、せめてその戦いざまや、散り際は、「美しくあれ」と言っているのですね。

戦場に救済はなくても戦い続ける

誰にも知り得ぬ 苦悩の中で溺れる
孤独の戦場は 宇宙の様な海
此処じゃない何処かへ
呼び声待てど待てど
神はもう背を向け 暗闇の中へと

出典: https://twitter.com/Sabanium/status/897689668657000448

戦場で少年たちを苦しめるのは「誰にも知り得ぬ 苦悩」です。

しかし、仲間はいても戦っているとき、自分の命を守れるのは最後には自分だけ。

「此処じゃない何処かへ 」と、逃げてしまいたいと思っても、誰も助けてはくれないのです。

そして、戦場で人を殺してしまったという罪悪感から「神はもう背を向け 暗闇の中へと」行ってしまったんだと感じています。

どこにも救いがなくても戦い続ける少年たちの姿はとても力強い反面、脆さを含んだものだと感じる歌詞ですね。

戦い続ける少年達にいつか安寧は訪れるのか...?とアニメの視聴者同様、この曲を聴くと、そんな気持ちになってしまいますね。

哀(あい)さえ愛に変えて

愛ない絶えない退廃
一人のファイター
永遠なくとも戦い続け
哀さえ愛に変えて鳴らせ
ここでさあ今
問わなくても
此処じゃない何処かへ
輝きは刹那
戦場に咲く華の様であれファイター

出典: https://twitter.com/nekoneko3821/status/869335600628809729

「此処じゃない何処かへ」と前の歌詞では逃げ出す場所や救いを求めてこの言葉を使っていましたが、最後の歌詞では、「今問わなくても此処じゃない何処かへ」と、意味が変わっていますね。

つまり、戦場から逃げられる場所を探すのではなく、この戦場を切り抜けた先の未来で、自分の行きたい「何処か」を探せばいいと言っているのです。

この歌詞には、少年たちの心の成長が表れています。

戦いを切り抜けた先の未来のために、戦場での哀しみも愛に変えて進んでいこうという歌詞。

過酷な戦争に少年たちが巻き込まれていく機動戦士ガンダムシリーズのように、子供たちに戦わせることは決してあってはならないことだと思います。

しかし、アニメの中では、ただ戦闘アクションでスリルを楽しませるということよりも、戦いを通じて築かれていく仲間の絆や、人としての心の成長、そして、戦争の悲しみも描かれていて、それは、シリーズ全体の特徴ともいえるでしょう。

KANA-BOONの「Fighter」は、そんな機動戦士ガンダムの本質を映した名曲ですね。

おわりに

KANA-BOON「Fighter」がおすすめ!ガンダムOPとしてファンにも人気!の画像

KANA-BOONの「Fighter」について紹介しましたが、いかがでしたか?

KANA-BOON楽曲に多い、明るくノリの良い曲もいいですが、「Fighter」はまた違った良さが見える一曲だと思います。

ガンダムファンという人も、そうでない人も、是非聴いてみてください。

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