KANA-BOON14thシングル

3人体制移行後初のシングル

KANA-BOON【スターマーカー】歌詞の意味を徹底解説!流れ星は何の例え?主人公が願っている事とはの画像

「スターマーカー」KANA-BOONの14thシングルです。

ベースの飯田祐樹さんの脱退により、3人体制になってから初めてリリースしたシングルとなります。

ポップで明るい雰囲気が伝わって来て、聴いているだけでも楽しい気分になる曲ですね。

しかし、決してただ楽しいだけの曲ではありません。

歌詞にはKANA-BOONが込めた「願い」が隠されています。

それは一体どんな願いなのでしょうか。

歌詞の内容を読み解いていきましょう。

アニメ『僕のヒーローアカデミア』OP曲

「スターマーカー」は大人気アニメ『僕のヒーローアカデミア』第4期のOP曲です。

この曲が使用されているのは、丁度文化祭の時期。

「スターマーカー」のポップな感じは、このイベントの空気に乗じたものなのでしょう。

楽しそうなOP動画もYouTubeで公開されています。

星が描く線

タイトル「スターマーカー」の「スター」は「星」、「マーカー」はペンでつけたラインの線です。

星にラインをつけるということでしょうか。

星の横に線をつけたら、流れ星のようになりそうです。

周りに引けば星が輝きを放っているように見えます。

歌詞ではどんな風にマーカーをひいているのでしょうか。

光を君へ

当たり前が照らす眩しさに
瞼を閉じた君のこと
誰の目にも触れない影に
ひと粒の光をそこに

出典: スターマーカー/作詞:谷口鮪 作曲:谷口鮪

一見いつもそばにある「当たり前」というもの。

この「当たり前」こそが、平穏な日常をもたらしてくれています。

人はそんな身近なものに、それがどれだけかけがえないものなのかをつい忘れがちです。

しかし「君」は違っていました。

あまりに幸せで尊くて、見ていられなくて目をつむったのでしょう。

「君」にとっては当たり前の平穏が当たり前ではなかったのでしょうか。

普通の人間では経験できない、波瀾万丈な人生をつい最近まで送っていたのかもしれません。

その瞳には「影」が射していました。

事情を知った主人公は「当たり前の平穏」という光を眩しくない程度に、ぱらっとふりかけます

それは何をもたらすのでしょうか。

涙を忘れさせてくれる音

迷い戸惑い 夢の瞬きに
流れ星が頬を伝っても
拭い去ってくれるくらいの
ひと鳴りの音色を君に

出典: スターマーカー/作詞:谷口鮪 作曲:谷口鮪

夢を掴むチャンスは意外となかなか来ないものです。

どんなに努力していても、その道は決して平坦ではありません。

夢を叶えるとは、流れ星が消えるまでに三回願い事を唱えるほど難しいことですからね。

自分の道に迷ったり戸惑ったりすることは誰にだって起こり得ます。

その果てに、辛くて涙を流すこともあるでしょう。

ましてや「君」は、多くの人々が享受していた「当り前の平穏」を受け取れませんでした。

いつも傷だらけで泣いてばかりいてもおかしくありません。

しかしながら、今度は違います。

元気と希望を与えてくれる主人公がいるのです。

主人公は「君」の悲しみを終わらせるための「音」を贈ります。

それは歌なのか、単純に音色だけの曲なのかは分かりません。

どちらであれ、音楽というものは人の気分を明るくさせる力があります。

音楽で希望を思い出させ、元気づけるのはかなり効果的な方法ではないでしょうか。

未来の色