「約束のネバーランド」のED曲

Cö shu Nieのセカンドシングル

Cö shu Nie(コシュニエ)【絶体絶命】歌詞の意味を解釈!アニメ「約束のネバーランド」ED曲の画像

3ピースバンドCö shu Nieが放つアニメ「約束のネバーランド」のED曲「絶体絶命」。

前作「asphyxia」で衝撃のデビューを果たし、今回がセカンドシングルとしてのリリースとなります。

2019年1月11日よりフルサイズを配信開始。

混沌とした世界感に思わず引き込まれてしまう、Cö shu Nieワールド全開の楽曲となっています。

また、「絶体絶命」では「困難にぶつかっても前進し続ける様」を表現しているとのこと。

これはEDを担当しているアニメ「約束のネバーランド」の内容を意識してのテーマなのだと思います。

「約束のネバーランド」ってどんなアニメ?

Cö shu Nie(コシュニエ)【絶体絶命】歌詞の意味を解釈!アニメ「約束のネバーランド」ED曲の画像

「約束のネバーランド」は週刊少年ジャンプの2016年35号から連載開始された漫画が原作。

その内容は、従来の週刊少年ジャンプの漫画よりも少しディープなストーリーとなっています。

孤児院で生活する主人公たち。

ある日、孤児院にまつわる残酷な事実を知ることとなり「脱獄」を図ります。

「絶体絶命」で表現される「困難にぶつかっても前進し続ける様」。

これは、残酷な事実を突きつけられつつも必死に生きのびようとする人々の姿ではないでしょうか。

幻想的なMV

枯れ木に生命が宿る

2019年1月24日に公開された「絶体絶命のMV」。

とても幻想的な映像となっています。

白い空間で白い服を着て演奏するメンバーたち。

周囲に枯れた木々があるかと思うと、サビでは色鮮やかな花木が宿ります。

まるで「枯れた生命が蘇る」ように。

必死に生き抜こうとする命の尊さを感じさせるMVではないでしょうか。

また、シンプルな白い背景だからこそ、ピンクの髪色が美しく映えますね。

物語の歯車が回り始めた

「絶対絶命」の歌詞は「約束のネバーランド」の内容を踏まえたものとなっています。

それぞれのキーワードが何を示しているのか、一緒に確認しながら紐解いていきましょう。

事実を知ってしまった

朱らむ空が 今日はこんなにこわい
知らなければ幸せでいられた?

出典: 絶体絶命/作詞:Miku Nakamura 作曲:Miku Nakamura

ここでは孤児院に関する秘密を知ってしまったことが語られています。

「孤児院から里親のもとへ連れられる」という言い聞かせ。

その事実は「食用の人間を出荷する」という残酷な内容であったことを、主人公たちは知ってしまいました。

次は誰が出荷されるのだろう…。

そんなまさに「絶体絶命」な状況下で、不安を抱えているのでしょう。

いっそ「里親」という言い聞かせを信じたままの方が幸せだったんじゃないか。

そう思えるほどの強い恐怖心に囚われているのだと思います。

失われる命

暖かい灯火 ひとつまた落ちる

出典: 絶体絶命/作詞:Miku Nakamura 作曲:Miku Nakamura

ここでいう「灯火」とは、おそらく「命」のことでしょう。

また一人、命の灯火が消されてしまった…つまり、出荷されてしまった。

もたもたしている余裕はないのです。

一刻も早く孤児院から脱獄しないと、次は自分や仲間の命が消えることとなってしまいます。

まるで「終焉」に向けたカウントダウンがされているようですね。