希望の光を感じる曲?
『Lamp』には名詞以外の意味もある
3ピースバンドCö shu Nie(コシュニエ)が2019年03月13日に『Lamp』を発表しました。
タイトルである『Lamp』には周囲を照らすアイテムであるランプ以外にも「心の光」という意味も…
一体、『Lamp』の歌詞にはどんな意味が込められているのでしょうか。徹底解説してみました!
『Lamp』のMVについても触れていますので、是非、最後までお読みください。
『約束のネバーランド』エンディングテーマ!
以前にもアニメ主題歌の経験あり!
Co shu Nieはアニメ『東京喰種トーキョーグール:re』のオープニング曲として、『asphyxia』が使用された過去があります。
タイトルでピンと来なくても、曲を聴けば「あの曲か!」とすぐに思い出すでしょう。
『東京喰種』ファンにはお馴染みの曲として親しまれており、独特な雰囲気で作品の世界観にぴったりと評判でした。
今回リリースされた『Lamp』も同じくアニメ『約束のネバーランド』とのタイアップ曲です。
後半のエンディング曲として採用されましたが、今回も作品に合った曲となっているのでしょうか?
ちなみに、同アニメ前半でもCo shu Nieの曲である『絶対絶命』が使用されています。
そちらも、「本編の余韻を感じさせる出来だ」と視聴者からの人気が高いのでチェックしてみてください。
ダーク・ファンタジーな世界観
『約束のネバーランド』は2019年1月~3月にフジテレビ「ノイタミナ」で放送されました。
原作は『週刊少年ジャンプ』で連載中の同名漫画です。
2020年から2期の放送も決定した注目のアニメですが、その内容は大きく注目を集めました。
かわいらしい絵柄とは裏腹に、作品のテイストはダーク・ファンタジーでかなりシビア。
簡単に言うと、生きるか死ぬかの脱出劇がメインのお話です。
「人間が鬼の食用として飼育されている」
なんていうディストピアな設定には驚かされた方も多いでしょう。
オープニング映像は光の灯ったランプのカットから始まるのですが…
実は、『Lamp』のMVはこの映像とリンクしています。
早速、MVをチェックしてみましょう。
まずはMVをチェックしてみよう!
光がどんどん強くなっている
現在公開されているMVはアニメに合わせたショートバージョンとなっています。
早速、内容を見てみましょう。
一人の人間が明かりの灯ったランプを手に持ち、歩いてくる場面からMVは始まります。
淡くランプの光が周りを照らし、どこかの建物の中に彼女がいることが分かるでしょう。
日光も届かず、明かりもついていない暗い建物です。
ランプの光を受け、群青色に染まった建物の内部を進んでいく中村さん。
他のバンドメンバーと合流したのか、暗闇の中で3人はにわかに演奏を始めます。
次の瞬間、ランプよりももっと大きな光が演奏するメンバーを照らし出しました。
演奏を続ける中で、その光の強さはどんどん増していき、もはやランプの光もかき消してしまうほどの眩い光になってゆきます。
暗かったはずの建物は、いつの間にか出口もしくは入口が開け放たれたことですっかり明るくなっていたようです。
手を伸ばして光をつかもうとするショットや、光の中で手を繋ぎ歩く二人の人間の影…
そして最後には、一番最初に登場したランプが暗闇の中にポツンと置いてあるショットでした。
タイトル通りにランプが印象的なアイテムとして使われています。
アニメのオープニング映像ともリンクしていますよね。
一体、このランプは何を意味しているのでしょうか?
歌詞にヒントがあるかもしれません。
歌詞を徹底解説!
抱き上げるのは何?
震える両手で
ひとつまた抱き上げて
重たくなった一歩の先に 希望をくれ
出典: Lamp/作詞:中村未来 作曲:中村未来
ここで「歌詞の主人公が抱き上げたもの」は一体何でしょうか?
抽象的な表現で意味が掴みにくいところです。
恐らく自分の悩みごとや何か辛い出来事なのでは?と感じました。
もしくは、目標への障害になる何か…
どうやら「抱き上げたもの」のせいで、 この曲の主人公は前へ進むことが難しくなってしまったようです。
描写から推測すると、きっと自ら望んで抱え込んだわけではないのでしょう。
そんな状態を変えたいと望んでいるので、「勇気を出してくれるもの」を欲しがっています。
いずれにしても彼(彼女)が苦境にあることは確かのようです。一体どのような状態なのでしょうか。