その目に迷いはなくなった
こうやって狙ってる
諦めはしない
感度を高めて
じっくりやればいい
切り開け 着実に
時間が証明するだろう
出典: 絶体絶命/作詞:Miku Nakamura 作曲:Miku Nakamura
先ほどまでは焦燥感に駆り立てられた印象ですが、最後に少し変化が見られました。
冷静さと理性を取り戻しているのです。
慌てる必要はない。
罪悪感に溺れる必要もない。
ただ、己を信じてチャンスを掴み取ればいいんだ。
そんな結論を導き出すことができた主人公。
もうその目に迷いはありません。
過酷な状況下で成長を遂げた主人公は、きっと幸せを掴み取ることができるでしょう。
「絶体絶命」から読み取れるメッセージ
生き抜いてほしい
ここまで、「約束のネバーランド」の内容をもとに解釈してみました。
ところがこの「絶体絶命」の歌詞は、漫画のストーリーを表現しているだけではありません。
虐待やいじめの渦中にいる人の心情にも通ずる点があるのではないでしょうか?
「どんなに辛い現実に直面しても乗り越えてほしい。」
そんな願いが感じられる歌詞でした。
もちろん、現実にそういった状況に直面すれば、真っ先に第三者の助けを求めるべきです。
それが叶わない場合であっても、この楽曲の主人公のように希望を失わないでいてほしいですね。
最後に
Cö shu Nieの「絶体絶命」はいかがでしたか?
タイトルのとおり、臨場感と人間の底力が感じられる内容でした。
デビュー当初からひと際目立っていた彼らの音楽性は、独特でクセになりますね。
初めて聴いた時は、その複雑かつ繊細なサウンドに耳を傾けがち。
ところが、歌詞にも深い意味が込められていました。
鋭い感性で登場人物の心情を表現しており、アニメファンには堪らない作品となっているのではないでしょうか。
今後もどんな楽曲を世に送り出していくのか気になるアーティストですね。
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