今日という辛い夜を迎えても、全てを乗り越える支えになっていた君がここにいない
慢心に足をすくわれて、君を突然失ってしまった
君が愛した誰かである事に慣れてしまっていたんだね
出典: Someone You Loved/作詞:Lewis Capaldi,Samuel Romans,Thomas Barnes,Peter Kelleher,Benjamin Kohn 作曲:Lewis Capaldi,Samuel Romans,Thomas Barnes,Peter Kelleher,Benjamin Kohn
主人公は大切な存在だった「君」をなくし、辛い夜を幾度も過ごしたことでしょう。
今までは、辛いことがあれば慰めてくれていたのは「君」でした。
その「君」がいなくなってしまい、どうやって立ち直ればいいのかわからなくなっていたのではないでしょうか。
その悲しみは簡単に癒されるものではなく、いつまでも主人公の心に残り続けるものだったはずです。
抜け出せない悲しみ
But now the day bleeds into nightfall
And you're not here to get me through it all
I let my guard down and then you pulled the rug
I was getting kinda used to being someone you loved
出典: Someone You Loved/作詞:Lewis Capaldi,Samuel Romans,Thomas Barnes,Peter Kelleher,Benjamin Kohn 作曲:Lewis Capaldi,Samuel Romans,Thomas Barnes,Peter Kelleher,Benjamin Kohn
拭えない悲しみは、いつまでも主人公の心を覆いつくしているようです。
和訳は次のようになります。
それでも、今日という辛い夜を迎える
全てを乗り越える支えになっていた君がここにいない
慢心に足をすくわれて、君を突然失ってしまった
君が愛した誰かである事に慣れてしまっていたんだね
出典: Someone You Loved/作詞:Lewis Capaldi,Samuel Romans,Thomas Barnes,Peter Kelleher,Benjamin Kohn 作曲:Lewis Capaldi,Samuel Romans,Thomas Barnes,Peter Kelleher,Benjamin Kohn
当たり前のように側にいた「君」が自分にとってどれほど大切な存在だったのか主人公は痛感しています。
大切な人をなくした悲しみは、そう簡単に癒えることはありません。
主人公は幾度も辛い夜を越え、少しずつ自力で癒していかなければなりませんでした。
いつ癒えるのかわからないほどの悲しみが、切々と感じられます。
悲しい訴え
I let my guard down and then you pulled the rug
I was getting kinda used to being someone you loved
出典: Someone You Loved/作詞:Lewis Capaldi,Samuel Romans,Thomas Barnes,Peter Kelleher,Benjamin Kohn 作曲:Lewis Capaldi,Samuel Romans,Thomas Barnes,Peter Kelleher,Benjamin Kohn
最後はこのフレーズで締めくくられています。
和訳は次の通りです。
慢心に足をすくわれて、君を突然失ってしまった
君が愛した誰かである事に慣れてしまっていたんだね
出典: Someone You Loved/作詞:Lewis Capaldi,Samuel Romans,Thomas Barnes,Peter Kelleher,Benjamin Kohn 作曲:Lewis Capaldi,Samuel Romans,Thomas Barnes,Peter Kelleher,Benjamin Kohn
当たり前だったはずの存在がいなくなり、どれだけ自分が「君」に救われていたのか自覚した主人公。
「君」がいなくなったことで、主人公の弱さが引き出されてしまったのです。
サビの最後のフレーズが繰り返されることで、主人公が悲しみから抜け出せないことがより強く感じられます。
大切な存在なのだと、切々と訴えかけてくるように感じられるでしょう。
Someone You Lovedに込められたメッセージ
失恋ソングとしてのメッセージ
歌詞だけだと、失恋ソングとして聴ける方も多いのではないでしょうか?
それもそのはず。
しかし制作段階で、ルイス・キャパルディがもっと大きな喪失をテーマにしたいと思い、作曲しなおしたのです。
随所に、どちらかというと男性の失恋後の心情に近い歌詞が散見できるでしょう。
男性が普段見せない弱さを認めている実直さが胸にささります。