感じたい君を
隣にUnder the moonlight
So baby tell me why?
怖がらずに信じて欲しい

出典: half-moon/作詞:Lil' Fang 作曲:UTA,Yohei

気になる相手と一緒に過ごす、幸福に満ちた素敵な時間。

主人公は、何度も繰り返したいと願っているようです。

でも、ずっと一緒にいることはできません。

そうとわかっているのに、願うことはやめられないのです。

地面を照らす月明かりは、まるでスポットライトのよう。

主人公と、本当なら隣にいるはずの誰かを照らし出すかのように、美しく輝いています。

3行目の英語は、「だから…ねえ、何故だか教えてよ」と訳すことができます。

ここで「baby」と呼びかけられているのは、きっと主人公が想う相手でしょう。

教えてほしい内容。それは、この先の主人公と相手の関係性。

友達以上、恋人未満なんて表現もありますが、まさにその状態です。

いつになったらこの曖昧な関係を抜け出せるのか、その気持ちをストレートにぶつけているのでしょう。

友達から恋人へ。関係性が移り変わることには、リスクもあります。

友達としての「好き」と恋人としての「好き」には、大きな開きがあるのです。

言葉で表すことは難しいですが、それはきっと自分を着飾りたい気持ちの差でしょう。

もちろん関係性の深い相手であれば、友達であれ恋人であれ素を曝け出せるかもしれません。

しかし友達から恋人への切り替え時は…?

「自分をよく見せたい」という思いから、時に息苦しささえ感じてしまうでしょう。

そんな余計な苦しみを味わわなくて済むように…。

4行目の言葉にはこのような気持ちが隠されているように感じられます。

想いだけは伝えたい

後悔したくない
確信もない
ただなんとなく分かるのYou wanna talk to me

出典: half-moon/作詞:Lil' Fang 作曲:UTA,Yohei

1行目はまさに、意中の相手との関係性のこと。

たとえうまく結ばれようと、反対に友達のままであろうと、それ自体は大きな問題ではありません。

問題なのは、本心を伝えられないまま番組の終わりを迎えてしまうことなのです。

だからこそ、2行目にあるようなあやふやな状況でも相手にアプローチをかけようとしているのでしょう。

3行目の英語部分は訳すと、「君はわたしと話したがっている」という意味。

「好き」と言われたわけではないけれど、なんとなく気にかけてくれている気がする…。

関係性が深まれば深まるほど、そんな予感めいたものがあったりします。

ここの歌詞では、そんな心理状況を表現しているのです。

恋愛の苦しさ

アプローチに翻弄される

順番なんて気にしなかったけど
いつも通りうまく振る舞えない
わかってるけど言わせないでよ
今夜だけ気付いて
What are you waiting for?

出典: half-moon/作詞:Lil' Fang 作曲:UTA,Yohei

ここでも引き続き、恋愛における主人公の苦しい心模様が描かれています。

番組においてHinaさんは、5人の男性から1人を選ぼうとしていました。

ただでさえ難しいことなのに、さらにそれを難しくするのが男性からの好意

Hinaさんは、彼女に想いを寄せる男性メンバーたちから様々なアプローチをされるのです。

呼び出されてデートしたり、その最中に別の男性から同じく呼び出されたり…。

そんな駆け引きが、さらに彼女たちの心を掻き乱します。

アプローチの順番が違っていたら、Hinaさんの答えは変わっていたかもしれない。

Hinaさん自身も、そして彼女にアタックする男性も、そんな可能性に不安を抱きながら行動し続けます。

男女のすれ違い

英語部分は「あなたは何を待っているの?」と訳すことができます。

ここで示されている「あなた」とは、当然恋の駆け引きを繰り返す男性のこと。

4行目にあるとおり、主人公の女性は気持ちを察してほしいと願っています。

しかし対する「あなた」は、きっと言葉にして伝えてくれることを望んでいるのです。

もちろんここで待たれているのは、主人公が自身の気持ちをはっきりと口にすること。

結果の良し悪しに関わらず、男性側は答えを聞きたがっているのです。

気がついてほしい女性と、想いを口にしてもらうまで諦めたくない男性

考え方の違いから生まれるすれ違いに、胸が痛みます。

募る想い

あなたの代わりに抱きしめたいもの

会えない夜は
記憶を抱いて
確かめるようにして眠るの
ふたりなら
It can be true
運命ならI know it

出典: half-moon/作詞:Lil' Fang 作曲:UTA,Yohei

気になる人とは、四六時中一緒にいたくなるもの。

でもそれ以上に「好き」の気持ちを昂らせるのは、一緒にいられない時間です。

頭の中に記憶されているシーンは、覚えている限り何度でも繰り返し再生ができますね。

そうして何度も何度も再生することで、さらに相手への想いを募らせるのです。

この曲が伝えたかったこと