Welcome to the メルティランド
ここはひとりもふたりも無い場所
Welcome to the メルティランド
美しい夢だけが遺る場所
出典: メルティランドナイトメア/作詞:はるまきごはん 作曲:はるまきごはん
青い子は赤い女の子が住む夢の世界にやってきました。
歌詞中にある「ひとりも~」を見ていきます。
それは分かれることのない1つの物体と捉えることが出来ます。
2人が1つの物体になる。
赤い女の子と青い子は親子であった。
そして、赤い女の子が子供だったのではないでしょうか。
夢とは現実にならない物を表します。
つまり、もう現実世界には赤い女の子は居ないのです。
この夢の世界はいつ消えてしまうか分かりません。
その中で赤い女の子はお母さん(青い子)に出会います。
待ち続けた10年間の末
貴方はドアを開けたの
僕の世界のドアを選んだの
十年前から待っていたわ
Welcome to the メルティランド
出典: メルティランドナイトメア/作詞:はるまきごはん 作曲:はるまきごはん
赤い女の子はずっとお母さんを待ち続けていた。
10年前とあるのは、実際に現実から居なくなったのも10年前なのでしょう。
どんな死因だったのかはまだ明確には分かりません。
赤い女の子の心情としては母に対する怒りではありません。
むしろずっと再会を望んでいたのです。
自分のことを忘れないでという嘆願の想いが伝わってきます。
交錯する親子の想い
夢の中はまるで悪夢
疑ってしまうような
不可侵のスターリーナイト
ずっと前の空想が
今日の君の白昼夢
時間すら 止まったら
見え始める君のナイトメア
出典: メルティランドナイトメア/作詞:はるまきごはん 作曲:はるまきごはん
お母さんにとって娘(赤い女の子)は記憶から離れかけていた。
当時はずっと亡き娘のことを思い描く日々だったに違いありません。
しかしながら、10年もの時を経た現在では、そのままではないはずです。
娘は自分を想い続けてくれていなかった母に対して、遺憾を覚えます。
母にとってはこの娘の夢の世界がナイトメア(=悪夢)。
なんとも心苦しい表現です。
2人の想いは一致することなく、交錯しているのです。
想いは1つ「忘れないでいて」
正常なグッドモーニング
人生のハッピーエンディング
僕達は何ひとつ叶わないのなら
疑ってしまうような
不可侵のスターリーナイト
一瞬だけ忘れないでよね
出典: メルティランドナイトメア/作詞:はるまきごはん 作曲:はるまきごはん
本当は毎日声を掛け合うはずだった「おはよう」。
家族でこの上無い幸せを感じながら過ごすはずだった日々。
そんなものはもう、虚言であり実現することはありません。
もうあの日には戻れないのです。
あなたの元へ戻ることも出来ません。
だからこそ、今やっと出会えたこの一瞬を覚えていてほしい。
それがたとえ夢の中だったとしても。
娘のリアルで儚い想いが伝わってきます。
長い歳月を経て出会った親子
2人は円満ではなかった
君とは今日で五千回目
またまた悪夢を観ましたね
お母さんに何か言われたの?
クラスの誰かが冷たいの?
出典: メルティランドナイトメア/作詞:はるまきごはん 作曲:はるまきごはん