「夜明けまで強がらなくていい」とは?

新しい乃木坂46

【夜明けまで強がらなくてもいい/乃木坂46】歌詞の意味を解釈!闇に溢れた不安とは?朝日の先に何が待つの画像

「夜明けまで強がらなくてもいい」(よあけまでつよがらなくてもいい)は、日本の女性アイドルグループ乃木坂46の楽曲。2019年9月4日に乃木坂46の24作目のシングルとしてN46Div.から発売された。秋元康が作詞、山田裕介が作曲した。楽曲のセンターポジションは4期生の遠藤さくらが務めた。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/夜明けまで強がらなくてもいい

今回特筆すべきは、センターが4期生から抜擢された点です。

またセンターを含むフロント5名のうち3名が4期生。

これまでとは違った新しい乃木坂46を前面に押し出した形です。

そして、エースとしてグループを引っ張ってきた1期生の白石麻衣は2列目に配置されました。

この曲はこれからの乃木坂46を象徴する曲、あるいは今後に対する決意の曲といえるかもしれません。

MVと曲調から読み解く「夜明けまで強がらなくてもいい」

歌詞解釈に入る前に、曲調を知っていただきたくMVを紹介しました。

MVからは明るさや楽しさなどといった感情は読みとれません。

むしろ悲痛戸惑い不安などといったマイナスな感情が第1に伝わってきます。

しかしながら、前に向かって進もうとするメンバーたちの姿も見えてきますね。

この曲に込められた思いに質量も感じられるでしょう。

またメロディーからもPOPさは感じられず、暗い調子からの進行。

ただ後半にかけて、力強く盛り上がっていきます。

メンバーたちの前を向いた懸命な姿とリンクするようようです。

MVを見るとこの曲は不安に押しつぶされそうな人に向けた応援ソングとなっていることが分かります。

1番の歌詞を考察

ではここから実際に歌詞の考察を行っていきます。

闇に溢れた不安とは何か、光の先に待つものとは一体何か、解説していきましょう。

1メロ:自責の念に潰される

風が悲鳴を上げ窓震わせて
水道の蛇口から後悔が漏れる

過ぎ去った一日を振り返って
眠れなくなるほど不安になるんだ

誰に相談しても考え過ぎだと言う
自分をどうやって認めればいいのか?

出典: 夜明けまで強がらなくてもいい/作詞:秋元康 作曲:山田裕介

出だしから、主人公が悲痛な悩みを抱えて部屋の隅で縮こまっている描写が映し出されます。

本来なら、命のために大切なもの、そこまで切実ではなくても便利なものである水道。

そこから出てくるのが、なんとマイナスの感情なのです。

過ぎてしまった1日を心底悔やんでいることがひしひしと伝わってきます。

まるで、生きていること自体を悔やんでいるかのようです。

やり直したい取り消したいという自分を責める気持ちと、過ちを繰り返すのではという不安で頭がいっぱい。

勇気を振り絞り、悩みを相談しても「考えすぎ」と一蹴されてしまう…誰からも理解されていないのです。

具体的な悩みの内容はわかりませんが、大きな失敗をしたことが予想されます。

目をつむっても今日の過ちが思い出され、眠ることができない主人公。

ある意味、とても誠実で責任感が強いのかもしれません。

そして、自己を否定してしまう思考が、主人公の悩みをさらに増しているのです。

若者なら誰しもが経験したことがあるのではないでしょうか。

1サビ:そっと寄り添う

光はどこにある? 僕を照らしてくれよ
暗闇は 暗闇は 涙を捨てる場所
希望はどこにある? 生まれ変わる瞬間
夜明けまで もう 強がらなくていい

出典: 夜明けまで強がらなくてもいい/作詞:秋元康 作曲:山田裕介

1メロ主人公がで抱えていた自責の念。

主人公は光、つまりは希望を求めていても見つかりません。暗闇に飲み込まれていきます。

しかし、そんな暗闇を悲しみの感情から別れる場所だと表現しているのが2行目です。

 つまり、目の前が真っ暗で先が見えないと感じているのなら、我慢せず泣いてしまえばいいと伝えているのです。

「今はネガティブな感情も全てさらけ出していいよ」と優しく抱きしめてくれるようなメッセージを受け取れます。

「夜明け」というのは希望を見つけた瞬間ということ。

つまり「希望を見つけ、前に進められる時がくるまでは弱い部分を見せても構わない」という風に解釈できます。

2番の歌詞を考察

2メロ:自己嫌悪に襲われる