乃木坂46「僕のこと、知ってる?」
24thシングル『夜明けまで強がらなくてもいい』
乃木坂46は、今や「国民的」といっても過言ではないアイドルグループです。
そんな彼女たちが2019年、24thシングルとしてリリースした『夜明けまで強がらなくてもいい』。
今回は、そのカップリング曲として収録されている「僕のこと、知ってる?」についての記事です。
「僕のこと、知ってる?」
映画『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』(2019年7月5日公開、東宝)の主題歌。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/夜明けまで強がらなくてもいい
メンバーの卒業をテーマとした乃木坂46にとって2作目となるドキュメンタリー映画。
グループとして成長を続ける彼女たちに密着したドキュメンタリー。
その主題歌ということは、その歌詞にも何か特別な意味が隠されていることでしょう。
今回は、「僕のこと、知ってる?」の歌詞の意味について考えていきます。
彼はこの楽曲の中でどのようなストーリーを描いたのでしょうか。
早速見ていきましょう。
1番
見知らぬ風景
知らない街のどこかに
一人で立っていた
どうしてここにいるのか
僕にもわからない
Ah...
出典: 僕のこと、知ってる?/作詞:秋元康 作曲:中村泰輔
今までのこと何にも
覚えていなかった
人混みの中 ポツンと
途方に暮れてたんだ
出典: 僕のこと、知ってる?/作詞:秋元康 作曲:中村泰輔
見覚えのないこの場所に来るまでのことを思い出そうとする彼。
しかしながら、どうしても何も思い出せないのです。
もし自分がそのような状況になったらと考えるととても不安になります。
どこか分からない場所で、理由も分からず取り残されている。
3行目では、周りには人が溢れているのだとわかります。
そのことで逆に「僕」の孤独を際立たせているのでしょう。
雲ひとつない青空
青い空は澄んでて
いつもよりもキレイで
なぜだか涙が止まらなくなった
風が吹いたせいなのか?
雲はどこへ行ったんだ?
迷子だ(迷子だ)迷子だ(迷子だ)
記憶喪失
出典: 僕のこと、知ってる?/作詞:秋元康 作曲:中村泰輔
ここからBメロのパートとなります。
孤独な状況で、彼はふと空を見上げます。
その空はとても青く、雲ひとつありません。
見たことのないほど綺麗な空を見て、彼は突然泣き出してしまいます。
いつも変わらないと思っていた空の色。
しかしながら、彼が知っている空ではありませんでした。
どこから来たのかも分からず、いつも見ていた空の色も違う。
そんなことがより一層彼の孤独を深くします。
彼はここでようやく自分が「迷子」であると実感し始めるのです。