CMソングとしても有名な名曲

竹原ピストル【あ。っという間はあるさ】歌詞の意味を解釈!あるかもしれないものって?一息つく余裕を探るの画像

永山瑛太出演の住友生命「Vitality」のCMソングとして起用された本楽曲

同会社の第一弾CMに使われた「よー、そこの若いの」と同様、記憶に残る楽曲となっています。

「人生あ。っという間はあるさ」というフレーズは一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

竹原ピストルが2019年に発表したこの曲は配信限定アルバムに収録されています。

強い歌声によって歌われる歌詞に込められているのは、写実的な風景を描きつつも哲学的なメッセージ。

フルサイズで聴くとCMとはまた違った印象を感じます。

竹原ピストルはどんな思いを込めてこの曲を歌っているのでしょう。

早速紐解いて行きたいと思います。 

順風満帆な夢への道

美しい情景が表すもの

遥かアルプスの稜線
まだちらり雪を被ったまま
雲ひとつない青の空

出典: あ。っという間はあるさ/作詞:竹原ピストル 作曲:竹原ピストル

肌に触れる空気の冷たさを感じながら望む風景の中、晴れやかな青空の下で堂々と佇む壮大な山々。

目の前にそんな情景が浮かんでくるようです。

なんとも美しい景色ですね。

四畳半に切り取ってフォークで突く

出典: あ。っという間はあるさ/作詞:竹原ピストル 作曲:竹原ピストル

続く歌詞を見ていると、それがただの景色でないことがわかります。

見えていた山々。それは主人公が描く大きな「夢」のたとえです。

夢に向かう道のりを、コツコツと努力を積み上げて進んでいたんですね。

湧き上がった感情

楽しんでたつもりだったけど
ふと気がついたら うんざりしてたんだ

出典: あ。っという間はあるさ/作詞:竹原ピストル 作曲:竹原ピストル

夢に向かって着実な努力を積み重ねる主人公。

目の前に広がる景色が晴れ渡っているように、その道のりは順調だったのでしょう。

ですが、ある日突然状況は一変します。

積み重ねてきたその努力にうんざりしてしまったのです。

何か悪いことがあった訳ではないのでしょう。それなのに、ふと嫌気が差してしまいました。

それは一体どうしてなのでしょうか。

しゃがんだからこそみえるもの

立ち止まることの意味

しゃがみ込んでこそ届く夢
そんなのあるわけないけど あるかもよ

出典: あ。っという間はあるさ/作詞:竹原ピストル 作曲:竹原ピストル

例えば、世界の全ての国に行く目標を掲げてあなたが旅をしていたとします。

すぐに目標を達成したいと思うならば、周りの景色には目もくれずただ足を進めればよいだけです。

ですがきっと、それでは最初の2、3カ国で旅は終わってしまうのではないでしょうか。

時には足を止め寄り道をし、周りの景色を楽しむ

いろんな人との出会いを楽しみながら、ゆっくりといろんな経験をする。

それこそが旅の楽しみです。

息抜きしながら楽しい思い出を作り、それを糧にして次の国へ向かう。

そうすることで果てしない目標でも最後まで目指してゆけるのです。

視点を変えて得られるもの