良いも悪いも塗り重ね
上っ面だけで迷うくらいなら
本来の姿に戻るだけ
簡単な話

出典: ゆるりゆらり/作詞:釜中健伍 作曲:釜中健伍

後悔するような出来事や失敗、挫折は誰の人生にも起きることでしょう。

でも悩んだり迷ったりしたときにどうするのか?がその後の人生を大きく左右します。

こんなに大変なことになって、いったいどうすればいいの?と途方に暮れることもあるでしょう。

しかしいつまでも悩んだり迷ったりしていては何も改善されません。

じゃあどうしたらいいの?という答えが、「本来の姿に戻る」です。

迷ったときの解決方法としては至ってシンプル!

たしかに人生には悪いと感じることばかりが起きているわけではなく、良いこともあったはず。

迷っている時間がもったいないので、さくっと自分らしさを取り戻そう!ってことですね。

アウトサイダーって?

【ゆるりゆらり/DENIMS】歌詞の意味を解説!アウトサイダーって何?!流れているのは自分自身!の画像

いい感じでダサい歌詞

【ゆるりゆらり/DENIMS】歌詞の意味を解説!アウトサイダーって何?!流れているのは自分自身!の画像

ゆるりゆらり 流れに逆らい
泳いでアウトサイダー
落ちては上がり その繰り返しも
過ぎて未開地まで行く

出典: ゆるりゆらり/作詞:釜中健伍 作曲:釜中健伍

ゆったりとした脱力系のサウンドに身を委ねていたら、歌詞はちょっぴり辛口だと判明します。

空気を読み、流れに逆らわない生き方が主流になっている今、その逆を行こう!というわけです。

この辺りが「いい感じでダサい歌詞」ということになるでしょう。

はぐれ者の行方

【ゆるりゆらり/DENIMS】歌詞の意味を解説!アウトサイダーって何?!流れているのは自分自身!の画像

アウトサイダーとは「はぐれ者」のこと。固定概念や集団の枠組みにとらわれない人を差します。

コリン・ウィルソンの評論やH・P・ラヴクラフトの小説のタイトルとしても知られる言葉です。

さらにフランシス・フォード・コッポラ監督の映画をイメージする人も多いでしょう。

マット・ディロンやトム・クルーズが出演している、はぐれ者の青春映画

アウトサイダーという言葉ひとつで、レトロなイメージが掻き立てられるのではないでしょうか。

さらにDENIMSというバンドの立ち位置も、分類されがちなジャンルに当てはまらない感じ……。

浮き沈みがあっても、アウトサイダー的なポリシーを貫いてどこまでも行こう!というわけです。

足は引っ張り合うものじゃない!

きっかけを作ろう

非生産的で不安定な日々
きっかけ作り出す自分で
いい加減でもこだわりは通して
構築しては進む

出典: ゆるりゆらり/作詞:釜中健伍 作曲:釜中健伍

流れに逆らうアウトサイダー的な生き方は大変かもしれません。

ロックやカウンターカルチャー自体がメインストリームではなく、もはやダサいと思われがち。

1950年代や1960年代にはイケてる文化だったとしも、今やいい感じにレトロです。

もちろんロックに限らず、こだわりのある生き方を選ぶと、悩みや迷いは絶えないでしょう。

それでも繰り返す思いに留まらず、前進するきっかけを作るのは自分!というわけです。

足はこそばすもの?

心配と安心 不安と確信
良いバランスでチューニング
引っ張り合う足なら こそばしあい
刺激に変えていく

出典: ゆるりゆらり/作詞:釜中健伍 作曲:釜中健伍

はぐれ者として生きるなら、どうしたらいい?というアドバイスがこちら。

ひと言でまとめると「中庸を目指そう!」ということになるでしょうか。

いい感じにレトロになっているロックに、新しい風を吹き込むDENIMSならではの名言が続出

両極端の思いを「良いバランスで~」という言葉のチョイスがお見事です。

さらに足はこそばしあうもの……というアイデアが秀逸!

残念ながら、足は引っ張る人のほうが多いという世知辛い社会になっているかもしれません。

だからこそ「こそばしちゃおうぜ!」って話ですね。なぜなら刺激を与えることになるから。

う~ん、スゴイ表現方法です!

足をこそばされるとだいたい笑っちゃいますもんね。

ギスギスした関係が一気に和むか、「バカにするな!」と叱られるか、大きな賭けです。

離れることも必要