「さよなら夏の日」について

『さよなら夏の日』は山下達郎の実体験を元に作られた!?すべての演奏を自身のみで行った楽曲を徹底紹介♪の画像

まず、山下達郎の「さよなら夏の日」の発売日や収録アルバムといった、概要について紹介します。

1991年5月発売の21作目のシングル

山下達郎1991年5月発売の21作目のシングルが「さよなら夏の日」です。同じ年の6月発売のアルバム「ARTISAN」の先行シングルとして発売されました。

このアルバムは前作の「僕の中の少年」がコンセプトアルバムの様相であったことに対し、作曲家としての側面や楽曲の魅力を前面に押し出した作品です。

「ARTISAN(職人)」というタイトルからも、「音の職人」と呼ばれる山下達郎の音作りやソングライティングにスポットライトをあてた作品であることが感じられます。

第33回日本レコード大賞のアルバム大賞も受賞している山下達郎を代表するアルバムの1つです。

そんな「ARTISAN」のリードトラックである「さよなら夏の日」は、ブラックミュージックの要素を感じさせる美しいバラードに仕上がっています。

「COME ALONG 3」や、ベストアルバム「TREASURES」「OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012〜」など、さまざまなアルバムに収録されている代表曲の1つです。

ARTISAN
山下達郎
ダブリューイーエー・ジャパン

カップリングは「モーニング・シャイン」

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カップリングの「モーニング・シャイン」は、TBSの朝の情報番組「ビッグモーニング」のテーマソングに使われました。アップテンポの軽快な曲で、気持ち良い朝に聴きたい曲です。

アルバムに入れられる予定はありませんでしたが、後にアルバム未収録の音源を中心に作られたベストアルバム「RARITIES」に収録されることになります。

カップリングの曲も良いのが、山下達郎のシングルの魅力の1つですよね。

さまざまなCMソングに

「さよなら夏の日」は第一生命のCMソングに使われました。犬が海を眺めているというシンプルな映像が、曲の持つ魅力を引き立てています。

その他にも、2004年のケンタッキーフライドチキン「サマーバーレル」や2012年の三菱電機「DIATONE SOUND.NAVI」CMソングとしても使われています。

実体験を元にして作られた


「さよなら夏の日」は、山下達郎の実体験を元にして作られたと言われています。その噂は本当なのでしょうか。

思い出を美化した?

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「さよなら夏の日」は実体験を元にして作られたと言われています。CMソングとして作られましたが歌詞の内容はあまりそれを意識してはいないそうです。

高校生の時に彼女ととしまえんのプールに行き、突然の夕立に降られたという体験が元になっていると語っています。また、「かなり美化している」そうです。

山下達郎はその当時、としまえんに近い練馬区平和台に住んでいました。こんなにも美しい曲が、親近感の湧く場所での体験が元になっているとは面白いですよね。

また、山下達郎の子供が小学校に入学する前後に作ったそうで、幼少時代からの卒業というテーマもあったと言います。

愛着から全演奏を担当

山下達郎 : Drum Programming, Computer Programming, Electric Guitar, Acoustic Piano,
Synthesizers, Hand Bells, Percussion & Background Vocals

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%95%E3%82%88%E3%81%AA%E3%82%89%E5%A4%8F%E3%81%AE%E6%97%A5