楽曲「金色グラフティー」
収録情報
ROTTENGRAFFTY(以下ロットン)の楽曲の「金色グラフティー」は2011年12月に発売されたアルバム『GOLD』に収録されています。
『GOLD』は今までのシングル曲をたっぷり詰めこんだベストアルバムなのですが、その1曲目には未発表の新曲が登場しました。
それが「金色グラフティー」です。
今ではロットンの代名詞ともいえるくらい大人気で、ライブやフェスでは締めくくりの定番曲となっています。
アルバムからのシングルカットとして配信限定でもリリースもされました。
また、2013年に発売されたアルバム『Walk』の3曲目にも「金色グラフティー」が収録されています。
イントロが特徴的で、一見ラウドロックな激しい曲のように思えます。
しかし、サビに向かうにつれてエモーショナルな雰囲気が漂い、歌声も伸びやかになっていくのです。
個人的には、野外フェスなどでロットンが夕方にこの楽曲を演奏するときが最高のシチュエーションだと思います。
夕焼け空の下で「金色グラフティー」を聴くと、素晴らしい景色が頭の中に浮かんでくるのです。
なかなかタイミングが難しいかもしれませんが、ロットンのタイムテーブルが夕方だったら是非注目してみてください。
「金色グラフティー」の世界
「金色グラフティー」が初めて収録されたベストアルバムは『GOLD』。
それより少し前に発売されたベストアルバムは『SILVER』。
ロットンは“金”と“銀”という名をベストアルバムのタイトルに選びました。
京都発のロットン、そして“金”と“銀”というワードを並べるとあの有名な観光名所が思い浮かんできませんか?
そうです!!金閣寺と銀閣寺です。
金閣と銀閣とROTTENGRAFFTY
ベストアルバム『GOLD』と『SILVER』は金閣と銀閣からインスパイアされたものです。
「金色グラフティー」に対して、『SILVER』で発表された新曲は「銀色スターリー」というタイトルになっています。
つまり「金色グラフティー」は金閣のイメージ、そして「銀色スターリー」は銀閣のイメージなんですね。
ロットンが主催しているフェス“ポルノ超特急”のステージの名前も金閣と銀閣をモチーフにしています。
楽曲やライブイベントに京都の名所を取り入れる彼らには、故郷愛を強く感じますね。
美しい景色はいつまでも色褪せることがありません。バンドの名曲も同じです。
毎年多くの観光客が訪れる名所のように、ロットンの楽曲も世代を超えて愛されてほしいと思いました。
「金色グラフティー」の金色は彼らの故郷にある金閣寺だったり、夕焼け空をイメージした色だったり……。
金メダルのように1番優れたものだったりもします。
聴く人によってその世界のイメージは様々です。
イントロの途中で投げかけられる問いかけには、人々が見ているそれぞれの景色のことを表しているように思えます。
みなさんは夕焼け空を見ながらどんな景色が自分の中に浮かんできますか?
わたしは帰り道に見る故郷の景色が浮かんできました。
ロットンにとっての故郷は京都なので金閣寺も思い出の景色のひとつだったのではないでしょうか。
「金色グラフティー」のMV
和×ラウドロック
金色グラフティーにはMVがあります。
畳の部屋でギターのイントロからスタート!!
襖が開いて代わる代わる演奏しているメンバーが登場します。
セクシーな和装の女性もいて、和の雰囲気がたっぷりのMVです。
少し不気味な要素もあったり、とにかく激しさを表した部分もあります。
このMVを初めて見たときは、和室で撮影されたものなのかな?と思っていたのですが、よく見るとお寺で撮影されているのです。
なかなか見ることが出来ない、和×ラウドロックのコラボレーションは必見ですよ!!
MVに出てくるお寺はどこ?
お寺は、なんとなくテレビのロケなどでも厳しいイメージがあります。
なので、激しいロックバンドのMVがお寺で撮影されたことにはとてもびっくりしました。
撮影許可の降りた「金色グラフティー」のMVに出てくるお寺はどこなのか?
気になったので調べてみました!!