FOREVER MINE/山下達郎

【FOREVER MINE/山下達郎】歌詞の意味を解釈!『東京タワー Tokyo Tower』主題歌の画像

日本が生んだ天才ミュージシャン・山下達郎。卓越したセンスは数々の傑作を生み出してきました。

「FOREVER MINE ⁄ MIDAS TOUCH」(フォーエバー・マイン マイダス・タッチ)は、2005年1月19日に発売された山下達郎通算40作目のシングル。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/FOREVER_MINE/MIDAS_TOUCH

2005年にリリースした「FOREVER MINE」はピアノに40人ものストリングス(=ヴァイオリンなどの弦楽器)が加わった壮大なバラードです。

映画の主題歌として制作された

「FOREVER MINE」は映画『東京タワー Tokyo Tower』主題歌

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/FOREVER_MINE/MIDAS_TOUCH

上記映画の主題化として制作された曲なので、印象に残っている方も多いのではないでしょうか。

実はその歌詞は単純な恋愛ではなく、不倫関係の辛さを描いたものであると考えられています。

山下達郎の奥深い歌詞の世界を解釈してきましょう。

【FOREVER MINE/山下達郎】歌詞の意味を解釈!『東京タワー Tokyo Tower』主題歌の画像

「FOREVER MINE」の歌詞

甘い囁き

僕だけが
あなたを守れる
この世界でひとり

僕だけが
あなたを愛せる
他のどんな誰より

出典: FOREVER MINE/作詞:山下達郎 作曲:山下達郎

甘~い!!冒頭から砂糖ドバドバ、こんなの聞いたら毛穴から蜜が出そうです。

なにより自信満々なのが良いですね!流石に竹内まりやを婚約者から奪い取った男です。

しかしこの曲、最後まで読むと別の見方が出来るようになります…。

「あなた」が「僕」に振り向いてくれないから、説得しているように見えませんか?

優しい雨の中、2人の関係は…

絹の雨に濡れながら
夜明けまでずっと
抱きしめていたい
このまま

出典: FOREVER MINE/作詞:山下達郎 作曲:山下達郎

絹の雨は日本的な例えの表現で、絹の糸のようなしとしとと降り注ぐ優しい雨を指しています。

オトナの世界の気配がしてきました。夜明けまで抱きしめていたい、でも「あなた」と朝までは過ごせない。

抱きしめられる関係なのに、朝まではいられない…。付き合っていたり結婚していたらそんなことはありませんよね?

どうやらこの2人はただならぬ関係、いわゆる不倫関係にあるようです。

オトナの世界

さあ
僕の胸で
腕の中で
忘れていた
夢の続きを

さあ
呼びさまして
溶けて行こう
僕と
本当の愛の静寂(しじま)へ

出典: FOREVER MINE/作詞:山下達郎 作曲:山下達郎

愛し合う2人は1つになって「溶けて」行きます。

静寂とは何の音もしないことです。つまり愛の静寂とは2人だけの無音の世界、誰にも邪魔されない空間

「忘れていた夢の続き」とはこの「愛の静寂」へ行くことなのでしょう。