ヤバイTシャツ屋さんがメジャーデビューって...

あたしたちタンクトップを愛してます。

色々なフェスなどにも登場し人気のあった「ヤバイTシャツ屋さん」ですが、大学生の音楽サークルの良くある「バンドというイメージがどうしても頭にこびりついていました。確かに大学生のサークルバンドのレベルからは頭が一つも二つも抜けていましたが、でもメジャーデビューって... ビ・ツ・ク・リです。

このバンド名でよくユニバーサルミュージックさんも許したものです。まあ、「世界の終わり」や「ゲスの極み乙女。」もあることだし、今やバンド名は何でもありなのかもしれませんね

さらにこのバンド、ぶっ飛んでいます。バンド名は「ヤバイTシャツ屋さん」なのに、メジャー第一弾のアルバムタイトルが、「あたしたち、タンクトップを愛しています」ですから。

Tシャツの袖を落とせば、確かにタンクトップにはなりますが、いきなり余計なものをそぎ落としたタイトルで攻めてきました。収録されている楽曲メロコアというかポップパンクというか、へんな装飾は一切なしのシンプルでわかりやすい曲ばかりです。

着地点が見えないH難度の回転ひねり

歌詞のほとんどは大学生のサークルのノリ満載で、自分では悪いことをやっている意識のない、一番タチの悪い最低な奴らの話が基本です。普通のサークルバンドは、卒業してしまえば社会人になって真っ当に生きるんでしょうが、この人たちは大阪芸術大学芸術学部を卒業しても、真正面から突っ走っています。

潔いのか、おばかなのか。本当に好きなことやってます。でも大阪芸大ですからね、ひねりも一回転ではなく、体操の白井さんばりにクルクル回転にひねりがビシバシ入っています。

着地点が見えないんですよ。どこに行こうとしているんでしょう。あと5年くらいはこのネタでいけるとは思いますが、その先が本当に見えないバンドです。そんなことを考えていなさそうなバンドのメンバーのコメントにも裏ひねりがありそうで、なさそうで。でも決して「びっくりドンキー」が最終目標っていうのにはしないでください。

『We love Tank-top』の詳細はこちら♪歌詞情報あり!【ヤバイTシャツ屋さん】の画像

「タウンワーク」でこんなの見つけました。

これもプロモーションってことはないですよね

おい、タウンワークで募集すんな。って声が頭の中で右行ったり左行ったりしてます。 でも、交通費と宿泊費全額負担で日給30,000円だし。よく考えたらすごくいいバイトかも。「これプロモーションの一環ですから」ってオチはないですよね。

わかる人にしかわからないアルバム紹介

話題のパクリ(?)曲も

それではわかる人にしかわからないアルバム紹介をしていきましょうか。

サウンド的には、3ピース独特の「激しいのにメロディアス」というのが基本ですが、「優しいメロディアス」もあります

1曲目はアルバム表題曲「We love Tank-top」。Tシャツを切っちゃた曲です。 2曲目の「Tank-top of the world」はRIZAPしてタンクトップを着る曲。いわゆる1曲目のかぶせですね。 3曲目「あつまれ!パーティーピーポー」は、LMFAOの決めフレーズをパクった話題曲。でもパク元が公認しているから問題なし!

4曲目の「無線LANばり便利」は、誰でも経験のある「通信制限」かかって泣いちゃうやつです。コンビニの近くで強制的にその店の無線LANに引っかかって、ゲームが固まるあの無線LANです。 5曲目「DQNの車のミラーのところによくぶら下がってる大麻の形したやつ」は、やっぱヤンキーの本場は関西というのを再認識できる曲。いまだに関西では付けてるんですね。 6曲目は、今は100円玉3枚ではミニしか食べられない「週10ですき家」。

『We love Tank-top』の詳細はこちら♪歌詞情報あり!【ヤバイTシャツ屋さん】の画像

好きなことを言ってるだけの気もするハチャメチャな歌詞