バンドシーンが始まるものの……。
不可解で意味不明な光るゴミ袋を巡る物語は一旦ここで終わり、バンドの演奏シーンが始まります。
ニガミ17才が、「ただし、BGM」を演奏していますよ!
白い部屋で、ひたすら楽器を演奏するニガミ17才の面々。
さすがニガミ17才です。演奏技術は一流ですね!
と思いきや、またまた光るゴミ袋の話が始まってしまいました……。
無視しまくりされまくり
光るゴミ袋を持って歩く女性から、メガネを奪い取って自分にかける岩下優介。
あれ?ゴミ袋は取らなくていいんでしょうか?
電車で帰る女子高生(?)やトラックドライバーなど、さまざまな人がゴミ袋を持っています。
でも誰も気にしてないみたいですね。これはまたシュールです。
そして彼らが集まったのは、ニガミ17才が演奏している白い部屋。あ、ここでつながるんだ……。
夜道で踊る岩下優介と平沢あくびをよそに、暗くなった部屋で光る袋を投げる人々。
と思ったらいつの間にか彼らはいなくなり、床にゴミ袋が放置されていますね。もちろん光ったままで。
と思ったら(ところで「と思ったら」って何回言ったでしょう?)袋が起き上がりました!
ゾンビかよ!
黒いゴミ袋からは、女性らしい人間の体が生えていますね。Tシャツにショートパンツ姿です。
突然起き上がっておかしな動きをするところは、なんとなくゾンビっぽいです。
そこへ、今まで外にいた岩下優介たちがやって来て、楽器を手に取ります。ようやく本番ですね。
そして床に転がるゴミ袋が光り、人間ゴミ袋たちの頭も光って、踊りだします。
……なんだかよくわかりませんでしたが、これで終わりです!
ニガミ17才「ただし、BGM」MVの魅力とは!?
いやー、正直言って困っています。今回のテーマは「ニガミ17才の『ただし、BGM』のMVの魅力を紐解く」なんですよ。
でも、本当に意味不明で不可解すぎるのでどこをどう紐解けば良いのかよくわかりません!
ですから、ちょっと強引に筆者なりの見解で「ただし、BGM」のMVを解説していこうと思います。
解釈が間違っていても責任は取れませんので、読者のみなさんも自己責任でお願いします(投げやり)。
「光るゴミ袋」の正体は?
まぁなんだかんだと言いつつ何度も見ちゃいますよね、「ただし、BGM」のMV。理屈抜きで面白いですから。
はっきり言ってしまうと、夢のような不思議な内容なので、意味はないのかもしれません。「ゆめにっき」みたいです。
でも、いくつか象徴的なモノが登場するんですよ。まずは「光るゴミ袋」にスポットを当てます。
この光るゴミ袋って、ゴミなのに輝いていますよね。つまり捨てたいのに捨てられない宝物を意味するのでは?
もうちょっと具体的に言うと、人は幼い頃、誰もが夢を抱いていますよね。
でも、成長するにつれて忙しくなり、夢のことなんて忘れてしまいます。
叶わない夢なんて、生活する上で邪魔になるだけです。ならば捨ててしまったほうが良い。
けれど捨てられない夢が、光るゴミ袋というわけです。
そして、白い部屋に集まった人々は「夢を捨てられない人々」です。
でもどこか生気がなくて、やがて、「ゴミ袋=肥大化した自我」に体を乗っ取られます。
叶わない夢を永遠に見続け、彼らは踊り続けるのです。
……という理由は全部後付けですよ!もちろん!
「意味がない」ことに意味がある
はっきり言って「ただし、BGM」には深い意味はないと思います。だからこそ「BGM」なんです。
先ほど「夢のようだ」と言いましたが、岩下優介の心に浮かんだ風景と言葉、そしてメロディではないでしょうか。
でも、意味がないからこそ、何度も意味を求めてMVを見てしまいますし、ストレスも感じないんですよね。
ストーリーがあるMVだと、感情移入したりしていろいろと疲れてしまいますから……。
今回のタイトルは「意味不明なのに何度も見ちゃう」としましたが、正確にはちょっと違います。
「意味不明だからこそ、何度も見ちゃう」が正しいですね!
いや、正しいかどうかよくわからないんですが、とにかくこれで終わりです。
「ただし、BGM」収録CD
ところでジャケットに写ってるのって平沢あくびですかね?個人的には岩下優介のほうが良かったです。
それはともかく、「ニガミ17才b」には不可解な曲が「ただし、BGM」以外にも収録されていますよ。
タイトルをちょっと紹介すると、「化けるレコード」「ねこ子」……。
そして「町の変態」なんてヤバげなものまであります。
「ただし、BGM」も結構ハードルが高い作品ですが、ハマったらニガミ17才ファンになる資格ありますよね!?
気になったあなたは、ぜひ「ニガミ17才b」を買って100回くらい繰り返し聴いてみましょう!
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