轟音に乗って唄われる歌詞は覚悟の証!
「Blood on the EDGE」は荒々しいサウンドと力強くメッセージ性の強い歌詞が特徴的なロックナンバーとなっています。
アニメ作品、「ストライク ザ ブラッドⅡ OVA」のOPテーマとして起用されており、
曲の疾走感と決意に満ちた歌詞の内容は物語の始まりを象徴するに相応しいものになっていますよね!
今回はそんな名曲、「Blood on the EDGE」の歌詞の内容を解説していきます!
歌詞に込められた想いを紐解くことで、皆さんの明日が少しずつ変わってくるかもしれませんよ!
「完璧な正義」とは一体…?
まずは冒頭、歌い出しの部分からサビの前にかけて歌われている歌詞に注目してみましょう。
もしもこの世に絶対の正義があるというなら
きっとそれは気高くそこに在り続けて朽ちるだけさ
アンタらの結論がそうやっていうなら 何一つ信じられないね
それが現実だと認めるくらいなら 今ここで証明しようぜ
出典: 岸田教団&THE明星ロケッツ/作詞:岸田 作曲:岸田
この世にある正義に完璧なものなど無い、という否定的な部分から歌詞が始まっていますね。
もし仮にあったとしても、それはそのまま朽ちていくだけであるとも歌われています。
後に続く歌詞にはそういった正義を唱える「アンタら」に対する宣戦布告とも取れる内容が綴られています。
それでは、この曲においての「完璧な正義」とは一体どのようなものなのでしょうか?
身近なところにある正義
偏差値の高い学校へ行って、いい大学に行かなければならない...
夢や希望よりも安定した仕事に就かなければならない...
今を生きる皆さんのなかで、
そんな考えを説かれたことがないという方は滅多にいらっしゃらないかと思われます。
当たり前のように言われている内容ですが、それで必ず幸せになれるという保証はどこにもありません。
しかし、世間では安定することや人生のレールから外れないことが正しいとされることが多いですよね。
見方によってはそれが「完璧な正義」となることもあるのではないでしょうか?
勿論それも正義ではあるけれど、何もせず認めるくらいなら抗ってやる… そんな覚悟を感じさせる歌い出しです。
壮大なスケールでテーマが歌われるサビ!
最初のサビでは、そんな覚悟がより壮大なスケールで、力強く歌われていることがより伝わってきます。
疾る銀の世界を黄金の奇跡で染め
明日を切り開いて進んでいくだけだろう
他人の都合なんて気にしちゃいないが
その血が全てを知っているのだから
まだ何も始まっていないのさ
出典: 岸田教団&THE明星ロケッツ/作詞:岸田 作曲:岸田
サビでは比喩的な表現が多用されていますね。
この比喩表現が曲の魅力をより一層引き立てていることは間違いありません!
歌詞の比喩は何を表しているの?
冒頭から歌われている内容が「完璧な正義」の否定であることから、
ここで綴られている「疾る銀の世界」とは、
その正義に沿って動いている世間であるとも捉えられるように感じられます。
とすれば、黄金の奇跡とは即ち自分自身の行動であると言えるでしょう!
くすんだ銀の光のなかで爛爛と輝く黄金は、きっと貴方の見ている景色を変えることになる。
その光が道しるべとなって、進むべき方向が見えてくる。
明日を切り開くことが出来る。
冒頭の歌詞同様、力強いメッセージを受け取ることが出来るワンフレーズとなっています!
後に続く歌詞では「他人の都合なんて気にしちゃいないがその血が全てを知っているのだから」 とありますね。
本当に自分が進むべき方向は既に自分自身が知っている、と背中を押してくれています。
まだ何も始まっていない、これからだ!
とサビに相応しい強いメッセージを感じられる一節になっていますよね!
2番でより強調されているものとは
続いて2番の歌詞を解説していきます!
1番では歌詞の内容は「完璧な正義」への否定と自分自身で未来を突き進む強さについて歌われていました。
そして2番では、よりそれらに対する覚悟が歌われております!
早速歌い出しの部分を見ていきましょう。