途中のピアノソロからギターソロでは、人が映るシーンが多用されています。

これは、都会という一見無機質な場所でもその本質は人なんだということを示しています。

どんなに孤独であれ、誰かと関わることで日々を過ごしている。

実感としては一人でも、直接的であれ間接的であれ実は大勢の人の協力で成り立っている

それを躍動的なピアノとギターのソロに乗せて歌われています。

ソロを抜けてラストに向かう

躍動的なソロの後、再び暗い部屋でギターを爪弾くシーンで主題となるメロディに戻ります。

そこから流れ込む夕焼けの描写。

これは、それぞれのやすらぎを経て、また毎日が繰り返されているということを表しています。

一気にラストに向かうこの刹那、印象的に差し込まれる『手』にフォーカスされるシーン。

『やすらぎの場所は自分で掴むものであり、それに気付いて拾い上げるのも自らの手である』

ということを表現したシーンですね。

そして再び歩き出すTAKUROさん。

自分だけの『やすらぎのチセ(家)』はひとつだけではなく、また違う場所に向かうのです。

その時の感情や気持ち、状況などに応じて、自分が最もやすらげる場所へ旅立つ

そしてその場所への線路はすでに自分の前に続いている

歩き出す足元と、線路のシーンでそれら最後のメッセージを残して曲を締め括っています。

まとめ

歌詞のないインストゥルメンタルでの音楽的な表現。

付けられたタイトル

それをベースに構成されたミュージックビデオ

今回はそれらを複合的に絡めながら、ミュージックビデオの解説をしてみました。

解釈は人それぞれですので、異なった見解があるかと思います。

自分に合った解釈を見付けてその曲の世界にどっぷり浸る。

そうすることでまた違った魅力に気付けると思います。

歌詞がなくてもこうして映像を見ながら想像していくことも、楽しいですよ。

一度ご自身の感覚で様々な解釈をしてみてはいかがでしょうか?

【ご紹介】TAKUROさんのプロフィール

TAKURO【やすらぎのチセ】MV解説!「チセ」ってどんな意味?LAの風景とギターのハーモニーに注目の画像

インストゥルメンタルで新たな魅力を発揮しているTAKUROさん。

そんなTAKUROさんのプロフィールを紹介した記事のリンクを載せておきます。

この世界観を紡ぎ出すTAKUROさんについて、語られていますので、是非ご覧ください!

GLAYのギタリスト、リーダー、作詞作曲を務めるTAKURO。「愛用のギターって?」「奥さんはどんな人?」「どうやって曲を作っているの?」バンドマンとしての姿からプライベートまで天才作曲家TAKUROの素顔に迫ってみました!

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