あなたと一緒にいられたら
すっかり夜が明けたら
キミのそばで眠ろう
隣にいると ねぇ
天使になった気分よ
出典: 宇宙をあげる/作詞:Ji Yeong An・Ji Yun Wu 作曲:Ji Yeong An・Vanilla Man
主人公は、好きな人の側にいるとまるで自分が天使になったような気がします。
今は側にはいない彼。
一緒に寝るのは現実ではなく、妄想の世界かもしれません。
また、「彼と付き合い始める」ということかもしれません。
今は1人で寝ているけど、隣で一緒に寝る夜がきたら、天にも昇る気分になる。
片想いの最中の、一緒にいたい気持ちが膨れ上がります。
妄想が止まらない
星明かり キミの胸に注ぎ
天の川つくって どこへでも飛んで行くわ
出典: 宇宙をあげる/作詞:Ji Yeong An・Ji Yun Wu 作曲:Ji Yeong An・Vanilla Man
片想いだけでなく恋愛中は、2人の他には何も見えなくなります。
まるで他の人が触れることのできない2人だけの宇宙にいるような感覚です。
君さえいてくれればいい。
そんな幸せいっぱいの感覚を、見事に表現しているのが『宇宙をあげる』の歌詞。
タイトルだけみても、その夢を見ているような感覚をズバリと言い当てていますね。
歌詞にあるのは宇宙を感じるファンタジックな世界観。
空を見上げる主人公は、いわば妄想の女王です。
星の明かりが空を照らしているのをみれば、その明かりが意中の相手の胸に注ぎ込む様子を思い浮かべます。
その明かりはやがて天の川となり、変幻自在に飛び回ります。
その天の川に乗って飛んでいくのは、主人公の彼女でしょうか?
天の川に乗って彼の胸の元へと飛んでいく。
まるで七夕の乙姫様ですね。
どうか、2人が会えるのは1年に1回ではありませんように!
私はパイロット
Cause I’m a pilot anywhere
Cause I’m a pilot anywhere
Lighting star shooting star
あげる My Galaxy
出典: 宇宙をあげる/作詞:Ji Yeong An・Ji Yun Wu 作曲:Ji Yeong An・Vanilla Man
サビの部分は英語なので、和訳してみましょう。
『私はどこにいたってパイロットなんだから
私はどこにいたってパイロットなんだから
キラキラ光る星 流れ星
あげる 私の宇宙を』
主人公のあげたい"Galaxy"はたいてい銀河と訳しますが、タイトルに合わせて「宇宙」としています。
"Galaxy"には宇宙以外にも「天の川」という意味があるということ。
そう考えると、前の歌詞の意味とつながりますね。
でも、主人公は乙姫様ではなくてパイロットでした。
だから1夜限りではなく、いつだって彼の元へと飛んで行けるのです。
でも、宇宙をあげたいということは、逆に考えるとまだあげられていない証拠。
夢の中ではパイロットになって飛んで行けるけど、実際には主人公の恋はまだ実っていないようです。
宇宙をあげたい。
そう思ってしまうほどに大好きな彼に、想いが届く日はやってくるのでしょうか?
Cause I’m a pilot anywhere
Cause I’m your pilot そばで
あの星もキミにだけあげる My Galaxy
出典: 宇宙をあげる/作詞:Ji Yeong An・Ji Yun Wu 作曲:Ji Yeong An・Vanilla Man
主人公にとって彼は特別な存在。
星をあげるのは他の誰でもない彼なのです。
主人公の一途な想いは、銀河の果てまで届きそうです。
あなたしか見えない!
続いて入るラップ部分では、ドキドキ感が一層盛り上がります。
妄想の女王の作る小宇宙の中で、どのような世界が広がるのでしょうか?
指でハートを作ってみる
like a star
降る雨のよう
キラキラなキミ
手に入れたい
get ma mind
ほら見て指ハート
ぴったりふたり寄り添って
出典: 宇宙をあげる/作詞:Ji Yeong An・Ji Yun Wu 作曲:Ji Yeong An・Vanilla Man
そこはまるで夜見る夢の世界。
星が流れ落ちるようすと雨が空から降ってくる様子が重なり合い、そこにきらめく彼が登場します。
あなたをどうにか振り向かせたい。
そんな想いが強くなり、思わず自分の指でハートを作ってしまう自分がいます。
自分の手の中ではすぐ側で寄り添っている2つの指。
それを見ると、さらに妄想が広がってしまうのかもしれません。
もう待つのは嫌だから
ときめいてるだけじゃない
準備ができたら人工衛星みたい
ぐるぐるまわってくよ
そしたら奪ってくれるの
このトキメキ
出典: 宇宙をあげる/作詞:Ji Yeong An・Ji Yun Wu 作曲:Ji Yeong An・Vanilla Man
もう待っているだけではダメ。
主人公は、ついに何か彼にモーションをかけることを決めました。
惑星を観察する人工衛星のように付きまとい、彼をゲットする。
もはやストーカーのようなことをしてでも彼を奪いたいと願います。