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歌詞を徹底解釈!
可愛らしいタイトルとは裏腹に、なんだか力強い印象を与える「カナリヤ[ANIME SIDE] 」。
歌詞はどんな世界観を表しているのでしょうか。
「覆面系ノイズ」のストーリーを強く表した一曲となっているこの曲。
作詞はもちろん、原作者の福山リョウコさんです!
自分を守っている
羽ばたけ
寝ても醒めてもさえずるの
あたしまるでカナリヤ
浸る甘い嘘の中
寝ても醒めてもついばむの
なんにも怖くないや
眠る甘い蜜の底
出典: https://twitter.com/yVZtS6qxYL37jUZ/status/905009160793686016
力強いシャウトのような歌声から曲は始まります。
【さえずる】というのは‘歌う’ということだと思いますので、自分には歌うことしかないんだと言っているようです。
ここで覚めるという字が【醒】という字を使っているところに注目したいと思います。
これは、目が覚めるという意味ではなく、なにかに没頭しているところから醒める、という意味を持ちます。
そのなにかというのはきっと‘歌’を意味するのでしょうから、歌を意識していてもしていなくても、ということかなと感じます。
うたっていればそれで素敵なの
だから籠(ここ)にいさせて
さけんでいればそれだけで無敵なの
だから開けないで、お願い!
出典: https://twitter.com/manamanasoftban/status/865910305628356608
大きな声で歌ってさえすれば、周りから認めてもらえる!という意味かなと感じました。
つまり、イノハリのボーカルとして歌っていることが自分の存在意義なんだと言っているようです。
ということは、ここでいう【籠】というのはイノハリというグループを指す言葉かなと思います。
落ちてくの
まっさかさまに
リアルと空虚の波に呑み込まれて
チョコとミルクとキャンディすべて
攫(さら)われて
出典: https://twitter.com/manamanasoftban/status/865910379011989504
なんだかダークな印象を受ける歌詞ですね。
【空虚】というのは作られた世界、つまりイノハリのボーカルとして世間に見せている姿ということかなと思います。
本当の自分と作られた自分との境界線がわからなくなってきているのかもしれません。
成長していく自分
あたしはね
ここがどこだって、うたうの!
舞い上がれ
魔法とけても
濡れた爪でガラクタ弾き嗤い
グミとタルトとクリームぜんぶ蹴散らして
飛び立て今
出典: https://twitter.com/manamanasoftban/status/866515397863849986
前に進んでいこうとしているように聞こえる歌詞です。
たとえイノハリのボーカルとしてではなくても、自分は歌うことしかできないのだとあらためて確認しています。
【魔法とけても】という部分からも、今までの自分は作られたものであるということがわかりますね。
これからは自分らしく歌っていきたいということかなと感じます!
毒も恋も丸呑みして口を開けて
羽根などなくてもうたう
遠く遠くへと
丸裸でもいい
もう怖くはないわ
うたうのよ
あたしカナリヤ
出典: https://twitter.com/manamanasoftban/status/866515977923567616
自分にはなにもなくても、歌しかないとしても、それでも歌うことさえできるなら何も怖くはない。
歌うことに対する自分の想いが、どんどん強くなっていっているというのが表されています。
ヒロイン・ニノの強い意志がしっかりと表現されています!