アニメと最もリンクする歌詞

馬渡松子【デイドリームジェネレーション】歌詞を幽遊白書の内容にそって解説!EDの理由とはの画像

まとまらないディスカッションぶち壊して
アイディアぶつけようフキゲンな未来(あした)へ

出典: デイドリームジェネレーション/作詞:リーシャウロン 作曲:馬渡松子

他人に遠慮せず、自分の意見を貫く強い一面を垣間見る事の出来る一節です。

周りが敵だらけになってしまうとしても、強いリーダー性を発揮して場を収めようとする度胸も持ち合わせているのですね。

また、この部分は全体を通して最も幽遊白書の内容とリンクしている歌詞です。

魔族同士が互いにぶつかり合い、一触即発の状況が続いていた魔界。

しかし幽助の一声で魔界統一トーナメントが開催される運びとなり、永らく荒れていた魔界に平穏が訪れる事になるのです。

これは正に歌詞の主人公と幽助が一致した瞬間であると言えるのではないでしょうか。

夢を追うという事

あれから時間が経って

瞳(め)を開けて見る夢にはかなりトゲがあるのだろう
人を信じ嘘を知って涙が痛いよ

出典: デイドリームジェネレーション/作詞:リーシャウロン 作曲:馬渡松子

綺麗な花にはトゲがあるように、追い求める夢も一筋縄ではいかないようですね。

主人公は茨の道を進んでいるという訳です。

裏切りに合い傷付くこともあったようですが飄々としています。

その事をものともしていないような雰囲気も感じられますね。

冒頭からはかなり時間が経ったのでしょうか。

どこか大人びたような様な印象も受けます。

この頃には主人公にも本当に恋人ができたのかも知れません。

夢と恋人の2つに翻弄されながらも、逞しく都会を生き抜いて来たのでしょう。

反骨精神

瞳(め)を開けて見る夢にはいつもふりまわされてる
この街が勝手なほど捨てられないのさ

出典: デイドリームジェネレーション/作詞:リーシャウロン 作曲:馬渡松子

この街が勝手なほど捨てられない。というのは、一見すると矛盾しているようにも感じますね。

しかし、簡単に手に入ってしまう夢ならば主人公はこれほどまでに燃えることもなかったのではないかと思います。

持ち前の負けん気と反骨精神を持って夢に立ち向かうことが出来た。

だからこそここまで折れることなくやって来られたのでしょう。

時には向かい風は追い風にもなり得るのだ。という事を教えてくれる歌詞ですね。

犠牲と覚悟

蹴落とし蹴落とされ

瞳(め)を開けて見る夢だけきっと手ごたえがあるさ
隙をついて胸を蹴った誰かの面影

出典: デイドリームジェネレーション/作詞:リーシャウロン 作曲:馬渡松子

ここでは夢を追うライバルたちとの戦いの様子が描写されています。

幽遊白書のアニメの中でも幽助たちはたくさんの敵やライバルと戦いを繰り広げ、何とか勝ち残っていく事が出来ました。

同じ目標を掲げるもの同士ですから、衝突は必ず起こってしまうものです。

その時に相手を蹴落とすのか、はたまた蹴落とされてしまうのか…。

残酷ですが勝負の世界に勝ち負けは付き物

夢を叶えるためには、時に他人への遠慮を一切忘れて戦わなければならない瞬間があるのかも知れません。

1人になったとしても

瞳(め)を開けて見る夢なら今はせつなくてもいい
この愛が勝手なほどバネにしていくさ

出典: デイドリームジェネレーション/作詞:リーシャウロン 作曲:馬渡松子

主人公は本当に夢だけを見つめ、夢のためだけに生きて来ました。

それはきっとこの先もまだまだ続くのでしょう。

辛い時や悲しい時もありました。

しかし、その全てを逆向きの強い推進力に変える事が出来るのがこの主人公の凄い所です。

本当にほとんど弱音を吐きません。

傷も悲しみも、全ては夢の前では些細な事に過ぎないのです。

それほどまでに前だけを見て生きていく姿には非常に胸を打たれますね。

アニメの中でも幽助が命を落としかねないような危険な修行の末に大きなパワーを身に付けます。

それと重なる部分がありますね。

痛みを乗り越えたその先にこそ確かな喜びがあり、人をより大きくしてくれるのかも知れません。