この楽曲において、何が偽物で何が本物なのでしょう。

普通に考えれば本能に従って生きたい僕が本物で、世間体を気にしながら偽って生きる僕が偽物です。

しかし様々なことを考えているうちに、もう僕には判断がつかなくなっているのかもしれません。

だったらどちらも淘汰してしまえばいい。そんな強硬手段に出ようとしている僕の姿が描かれています。

醒めてほしい悪夢の結末

単純なんだろうか 明かりは灯らない
常識に囚われず 何度も悩み抜いて
それでも答えは変わらぬまま
酩酊した思考が
絶え間なく合図を送って
もう僕を殺してくれよ
足りない意味無い
気付いたら僕らもうダメになっていた

醒めない夢かい
気付かずに今日もまた踊って狂えよ
愚者のパレード

出典: 愚者のパレード/作詞:Sou 作曲:Sou

最後のパートです。

ここでも変わらず、2人の自分や思い通りにならない世界のことを考え、そして頭を悩ませています。

そこまでしたのに、3行目にもある通り何も変わらなかった。

失望した僕は6行目、もういっそのこと人生ごと終わりにしてくれと投げやりな願いを唱えはじめました。

もしかしたらこれは現実ではない、ただの悪い夢なのかもしれない

そうやって悪あがきのように信じたい気持ちを抱きつつ、それが叶わないことを知っています。

それでもこんな世界で生きていかなければいけないのなら、取るべき手段はただ1つ。

そんな現実に気が付かないふりをして、楽しく踊り狂って生きることだけ

そう、そんな風にして生まれたのが曲のタイトルでもある『愚者のパレード』なのです。

愚者たちは行進する

はじめは偽りながら生きていくことに反発していた主人公の僕

しかしながら最後には抵抗することを諦め、その偽りさえ受け入れるような姿勢を見せていました。

あなたの中にも、実は2人の自分がいるのでしょう。

いまあなたを操っているのはどちらの自分ですか。本当の自分?それとも偽りの自分?

何気なく過ごしている日々も、そんなことを考えながら過ごしてみたら景色が変わるかもしれませんね。

OTOKAKEには歌い手の記事が盛りだくさん!

今回ご紹介したSouさんは、冒頭で述べた通り歌い手です。

OTOKAKEでは、そんな歌い手にスポットライトを当てた記事がほかにもたくさんあります。

まずはこちら。

歌い手といえば切っても切れないのがボーカロイド。

ボカロには抵抗感がある…という初心者さんにも読みやすい記事ですので、ぜひご覧ください。

oto kakeでもボカロや歌い手特集が増えてきましたが、この界隈で外せないのが人気歌い手のりぶ!「いや、ボーカロイドは抵抗あるんだよね。」なんて思ってる人や初心者はボーカロイドの歌ってみたを聴くとすんなり入れると思うので、今回特集するに至りました!一人でも多く魅力を感じて欲しいです。

歌い手といえば「歌ってみた」です。よく聞く言葉だけど、実際のところ一体どんなものなの?

そんな疑問を解決するのがこちらの記事です。

歌ってみた」を実際にやってみよう!という方に向けて、図解付きで解説してあります。

「歌ってみた」をやってみようと思っても何から始めればいいかわからない方も多いと思います。ですので、今回は、歌ってみたをするために必要なものと、そのやり方を解説していきます。歌ってみたに限らず、DTMでボーカル録音をしたい方やバンドでのボーカルレコーディングをしたい方などにも役に立つ内容です。

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