傷付き疲れ果てた
心の暗闇を
脱ぎすて今君抱きしめに行くのさ
出典: ESCAPE/作詞:佐々木収 作曲:佐々木収
主人公にはどうやら想いを寄せる女性が居るようです。
戦いの日々に疲れた心を癒してくれるのは、彼女しかいないといった印象。
彼女に会いに行くため、自分を追ってくる巨悪を振り切らんとする姿を彷彿とさせます。
彼女にはもう会えない?
もう誰も癒せない
傷跡に降りそそぐ雨
そう君と秘密を分けあうように
ずっと孤独を抱いてくれ
出典: ESCAPE/作詞:佐々木収 作曲:佐々木収
彼女を抱きしめに行くと言っていたのとは裏腹に「もう誰も癒せない」という歌詞がこの部分で登場します。
これは単純に彼女にもう会えない状態だということを物語るもの。
追われる身である自分の運命に彼女を巻き込むわけにはいかない…そんな想いが垣間見えます。
そして「ずっと孤独を抱いてくれ」というのは、遠回しにずっと自分のことを想っていてほしいということ。
自分と離れてしまった今でも、他の人とは一緒になってほしくない…そんな気持ちの表れではないでしょうか。
彼女に会えなくても、お互いに想い合っているということが主人公を支えているということを感じさせます。
「裸の太陽」が表しているのは
裸の太陽Haこの胸に熱く輝きながら
今目覚め始めるUhこの想い君に届くまで
I love you×4
走るだけ
出典: ESCAPE/作詞:佐々木収 作曲:佐々木収
「裸の太陽」という言葉のインパクトが強烈ですね。
これはその熱が直に伝わってくるほどの熱意を胸に秘めているということの例えではないでしょうか。
例え追われる身に置かれたとしても、自分は彼女のことをまっすぐに想い続けている。
主人公は彼女にその想いが届くまで走り続けるのです。
自分だけが特別ではない
行き交う人の流れ
とまどい隠しながら
自由を気どってる誰もが
出典: ESCAPE/作詞:佐々木収 作曲:佐々木収
この部分で歌われているのは「表立って見えないだけで誰しも闇を抱えている」ということでしょう。
どんなに順風満帆に見えても、なんの悩みも苦労もないなんて人はいないのではないでしょうか。
この曲の主人公もここまでの流れで大きな闇を抱えていることがわかりますが、自分だけが特別ではないと思っている様子。
うんざりする状況に置かれてのこの考え方には男気を感じさせられますね。
誰しも闇を抱えているからと言って…
隠された闇を
盗まれた今を
必ず取り戻しに行かなければ
出典: ESCAPE/作詞:佐々木収 作曲:佐々木収
そんな自分の抱える闇も克服してみせる。
本来なら彼女と過ごしていたはずの今も、取り戻してみせるという主人公。
自分だけが特別ではなく誰しも闇を抱えているとは言っても、それはその闇を克服することを諦める理由にはならないのです。
他人からすれば取るに足らないことだって
そう誰も知らない
瓦礫の街に咲いた花
そう君と痛みを許しあうように
ずっと永遠を抱いてくれ
出典: ESCAPE/作詞:佐々木収 作曲:佐々木収