「俺が君のルールを変えてやろう
君がもっと生きやすくなるように
君は1人になった方が良いんだ
ここから戻った方が良いんだ
そう、君はここから戻った方が良いんだ
壊したくないんだ
俺がもう戻れないってことだって、君は知っているだろ
誰も責任なんて取ってくれないんだ」
自分とこのまま一緒に居ても、辛い思いをするだけ…そんな気持ちが言葉の端に表れていますね。
どうしようもない状況…主人公は彼女に「心配するな」と言い聞かせるも
Don't be afraid
Into the hands of fate
A look around
The other me is you
You're my queen
What do you think I have to follow
出典: BROKEN MIRROR/作詞:BOOM BOOM SATELLITES 作曲:BOOM BOOM SATELLITES
「恐れるな
運命はその手の中にある
周りをよく見てみろ
君はもう1人の俺なんだ
君が女王様だとしたら、俺は従わなきゃいけないだろ?」
「君はもう1人の俺」というのがこれまた興味深い表現ですね。
主人公は彼女にゾッコンで、彼女が望めば思い通りにできる存在。
自分の意志で動かせるのなら、それはもう自分自身となんら変わりないということです。
少し過激な表現にはなっていますが、要は「俺がなんとかしてやるから心配するな」ということなのでしょうね。
主人公自身もどうしていいのかわからない
Been waiting for so long
Who's gonna rise the road
I never knew love till I met you
Who's gonna rise the road
出典: BROKEN MIRROR/作詞:BOOM BOOM SATELLITES 作曲:BOOM BOOM SATELLITES
「長い間待っていた
誰が道を切り拓いてくれるんだと
君に会うまでは愛なんて知らなかったんだ
誰が道を切り拓いてくれるんだろう」
「心配するな」とは言ったものの、彼女を愛した主人公はきっとどうしていいのかわからない状況に陥っているのでしょう。
彼女のことは好きだけど、自分と一緒に居ては辛い思いをさせてしまう…。
自分ではどうしようもないこの状況。
「誰かなんとかしてくれ」と思ってしまう気持ちもわかりますね。
やっぱり一緒には居られない
You better back off now
Never go back again
You better back off now
Before the sky falls down
出典: BROKEN MIRROR/作詞:BOOM BOOM SATELLITES 作曲:BOOM BOOM SATELLITES
「君はここから戻った方が良いんだ
そして二度とここへは来ないで
ここから戻った方が良いんだ
空が落ちてしまう前に」
それでもやはり辿り着く結末は同じ。
自分とは一緒に居ない方が良いということでした。
「空が落ちてしまう前に」というのは、「取り返しがつかなくなる前に」のようなニュアンスではないでしょうか。
主人公が危険に身をさらしている理由
Turning into dust and fade away
Just can't seem to get you out of my brain
出典: BROKEN MIRROR/作詞:BOOM BOOM SATELLITES 作曲:BOOM BOOM SATELLITES
「チリになって消えてしまったとしても
君を記憶から消すことはできないみたいだ」
「一緒には居ない方が良い」と繰り返し言っていた主人公。
それはきっと危険の中に身を置いているからでしょう。
「チリになって消えてしまう」という描写は恐らく、死を意味するもの。
例え死んでしまったとしても、主人公は彼女を忘れることはないだろうと言います。
彼女の心の闇と戦っていた?
I realize
What I am fighting for
Until the end
I'll live inside of you
So I can see
出典: BROKEN MIRROR/作詞:BOOM BOOM SATELLITES 作曲:BOOM BOOM SATELLITES
「気付いたんだ
俺がどうして最後まで戦おうとしているのか
俺は君の中で生きているんだ
だから見えるんだよ」
そもそも主人公はどうして危険の中に身を置いていたというのでしょう。
彼はなんのために戦っているのか。
そのことがここに来て見えてきました。
主人公は彼女の中で思い描かれたイメージで、彼女が抱えている心の闇と戦っていたのではないでしょうか。
彼女が自分の心を癒すために思い描いた存在。
だから主人公は心強い言葉を度々発していたのです。
そして彼女が思い描いた存在なのだから、当然彼女のことを忘れるということもないわけですね。