Standing in front of a broken mirror
Who's gonna take you home
It's gonna feel real good
All of my life I've felt like dying
It's gonna feel real good

出典: BROKEN MIRROR/作詞:BOOM BOOM SATELLITES 作曲:BOOM BOOM SATELLITES

「割れた鏡の前に立って

誰が君を家に帰してくれるというんだ

それは実にいい気分にしてくれる

俺は死に物狂いで生きて来たんだ

それは実にいい気分にしてくれる」

割れた鏡に映った自分というのは歪んでいて、まるで自分ではないかのよう。

しかし映っているのは紛れもなく自分自身です。

同じように彼女のイメージしたこの曲の主人公も、違っているように見えて彼女自身でしかなかったのですね。

「誰が君を家に帰してくれるというんだ」と何度も繰り返し歌われてきましたが、ここでのそれは心の闇に打ち勝って元の自分を取り戻そうとする彼女のことを表しているのではないでしょうか。

「誰が」というのは他でもない主人公で、彼は彼女の心の闇と戦っている。

最愛の人のために存在できていることが、主人公に幸福感をもたらしているという描写になっています。

短編小説を読んでいるような曲展開

今回はBOOM BOOM SATELLITESの「BROKEN MIRROR」の歌詞を読み解いて来ました!

最終的にストーリーは、イメージの中の人物がそれをイメージだと気付くというなんとも不思議な展開で終わりを迎えましたね。

思い返せば楽曲序盤にしても、伏線になるような部分はたくさんありました。

冒頭の「2人を裂くことはできない」や、2番の「君はもう1人の俺なんだ」というくだりなど。

後になって全て繋がってくるそれらを見ていると、短編小説を読んでいるようなワクワクした気持ちにさせられますね。

母国語でない英語でここまで込み入ったストーリーを描ける辺り、海外にも馴染みが深かったブンブンならではのものを感じさせられました。

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