miwaのシングル「オトシモノ」の歌詞を検索！作詞に込める思いとは？

続いて彼女の側に視点が変わります。彼女は彼女で、「大事な君のオトシモノ」を失くしたのは自分のせいだという思いに至ります。

相手が夢に近づくにつれて二人の距離が広がっていくことが不安だったのでしょうか。

その不安から目を逸らそうとしているうちに、二人の気持ちがすれ違ってしまったのかもしれません。

失くしたオトシモノとはお互いを想い合う気持ちであり、相手がそれを失くしたかも？という不安を感じてようやくその大切さに気付いたんだと思います。

1番では「いまさら間に合わない」と言っている彼女ですが、内心は誰よりもオトシモノを追いかけて取り戻したい気持ちでいっぱいだったのではないでしょうか。

1番の星屑に対して月のカケラを対比させているのが印象的です。

この涙が星に変われば彼にも気付いてもらえるだろうか…一人で不安な時間を過ごす彼女の「そばにいてほしい」という心の叫びが聞こえるようです。

二人の絆は変わらないから心配ないんだ、と信じられる力がほしいんですね。

自分ひとりではその勇気が持てないけれど、彼が強く抱きしめてくれるだけで、きっとまた信じることができるのですから。

私はオトシモノをしたように見えただけで本当は何も変わらないんだよ、あなたへの想いは以前のままだよと、彼女は心の中で切なく訴えます。

失って初めて気付いた互いへの想い。二人がそれぞれに相手を想っているのですから、遅すぎることなどありません。

ひたすらに相手を信じ、そして待つ。そうすれば二人で輝きを取り戻せる日が必ず来るんだと思いたくなりますね。

いかがでしたか？「オトシモノ」はmiwaにとってシングルA面としては初となるバラードナンバーです。

歌詞そのものは男女の関係を描いた内容になっていますが、人間関係において思いやりを忘れかけてしまった時など、さまざまな状況に当てはめても聴くことができますね。

自分の想いがそのままの形で相手に伝わらないもどかしさに深く共感できる1曲でした。

人はすれ違うことも多いですが、相手を思いやる気持ちが残っている限り、また良い関係を築きなおせる…そんな風に思いませんか？