葛藤の末に
求めなければ失わないと
知りながらまた求めてしまう
出典: カゲロウ/作詞:TOMOMI,MASTERWORKS 作曲:Jin Nakamura
彼女との関係をこれ以上発展させることを望まなければ失うことはない。
もしも告白をして振られてしまった場合には、もうこの距離感ではいられないかもしれない。
そんな葛藤があるのでしょう。
しかし彼はそんな葛藤と戦いながらも、もう1歩関係性を前進させることを望んでいます。
今の状態のままでいることをもどかしく感じているのでしょう。
永遠を願う
I LOVE YOU が聞きたくて
心まで張り裂けそうさ
僕らは永遠だと
信じてたい それだけなのに
出典: カゲロウ/作詞:TOMOMI,MASTERWORKS 作曲:Jin Nakamura
彼女からの好意の言葉を聞きたくて苦悩している様子が伝わってくる歌詞です。
心が押し潰されそうなほど、彼女に対しての想いが高まっていることが伝わってきます。
自分たちの関係性はいつまでも壊れないと信じていたいのでしょう。
それはどこか儚い願いのようにも感じられます。
時間が経過する中で、他者との関係性というのは必ず変わっていくものです。
それが良い形でなのか、悪い形でなのかはその時になるまで誰も分かりません。
しかし、人間は誰しもが自分の感情を持って生活をしています。
人間は日々の生活の中で出会う様々な要因によって、変わっていく生き物なのです。
何年も全く変わらない人というのはなかなか居ないのではないでしょうか。
皆、見えない部分を経験によって変化させながら生きていると考えるのが良いでしょう。
2人の行く末
遠ざかる距離
季節は巡り廻り二人の距離を
もてあそぶように遠ざける
出典: カゲロウ/作詞:TOMOMI,MASTERWORKS 作曲:Jin Nakamura
季節が巡るほど時間が経ち、お互いに会う頻度も変化してきたのかもしれません。
以前ほど会うこともなくなり、そのことによって2人の間に距離が生じている。
時間が経つにつれ、一緒にいる人も自然と変わっていくことがあります。
時間の経過が2人の関係性を変化させていっているのかもしれません。
主人公は、遠ざかっていく彼女のことを寂しく思っているのでしょう。
彼にとっては大切な存在である彼女。
しかし、彼女は主人公のことを友人としてしか思っていないのかもしれません。
恋は儚いもの
恋はもろくてはかないのよ
わかってる 君は
すれ違う度に
また罪を重ねるの
出典: カゲロウ/作詞:TOMOMI,MASTERWORKS 作曲:Jin Nakamura
この歌詞パートでは、恋というものの儚さを歌っています。
些細なことで壊れてしまうような、硝子のような脆さ。
恋というものの傷つきやすさを知りながら、それでも思う気持ちを止められない。
彼女の飄々とした態度によって、もどかしい気持ちを抱えているのでしょう。
主人公にとって大切な存在である彼女。
しかし、彼女の方はどこか飄々とした表情のままで、そのことが彼を知らず知らずに傷つけています。
2人の気持ちはいつもすれ違い、その度に彼は心を痛めているのです。
まるで「カゲロウ」のように
片思いの儚さ
I LOVE YOU が聞きたくて
僕の手で抱き締めたくて
時は流れ去って行く
おびえてる僕はカゲロウ
出典: カゲロウ/作詞:TOMOMI,MASTERWORKS 作曲:Jin Nakamura