マカロニえんぴつ【トリコになれ】歌詞の意味を解説！君をトリコにさせたい？そういう時代とは何かに迫る

2012年に結成されたロックバンド、マカロニえんぴつ。

独特の世界観を持つ彼らですが、2019年にリリースしたミニアルバムにも個性豊かな楽曲が勢揃い！

今回はそんなミニアルバム『LiKE』に収録された楽曲、【トリコになれ】をご紹介します。

これは作詞作曲を担当したはっとりさんによると、「マカロニえんぴつの自己紹介ソング」とのこと。

となればタイトルにある「トリコ」とは、マカロニえんぴつを愛するファンのことでしょうか。

「なれ」と強い言葉で訴えかけていることから、バンド結成以降7年間で得た自信が感じられますね。

今回はそんな自己紹介ソング【トリコになれ】の歌詞を解説していきます。

まずは結成当時の自分たちをご紹介！といったところでしょうか。

結成された2012年は、はっとりさんをはじめメンバーのほとんどが大学に入学した年でした。

彼らは神奈川県川崎市にある洗足学園音楽大学の出身です。

1行目の歌詞で「川崎」の名前が登場しているのはこういった理由でしょう。

続く2行目では自分たちの音楽性を紹介。

実はメンバーのほとんどがロック＆ポップスコースに通っていました。

それ故にマカロニえんぴつの楽曲もロックでポップなものが多いように感じられます。

そこに各々の音楽の好みが反映され、様々な要素がミックスされた独特の世界観を生み出しているのでしょう。

そして続く3行目。

「愛の～」というフレーズを聴くと、彼らの音楽に対する情熱や深い愛情を感じ取ることができます。

さらにこのフレーズ、4行目で繰り返しているだけでなくさらに強調する様子も見られますね。

口を大きく開けて1文字ずつ言い聞かせるような様子さえ思い浮かぶでしょう。

この繰り返しから彼らがいかに自分たちの音楽を愛しているか、そしていかに自信を持っているかが伝わります。

引き続き自分たちのことを紹介していきます。次は主に音楽性について触れているようですね。

1行目は多くの人が1度は口にしたことがある言葉でしょう。

新しいアーティストが登場すると、既出のアーティストと比べてしまうことは多いのではないでしょうか。

オリジナリティを追求するアーティストにとってこの言葉は最も聞きたくないことかもしれません。

しかしマカロニえんぴつ、こんな言葉なんて意にも介していない様子ですね。

それどころかむしろ「言ってください」という余裕さえ感じさせます。

彼らのその余裕は一体どこからきているのでしょうか。

きっとそれは、まさに彼らが結成から7年間で培ってきた自信が根拠なのでしょう。

他のアーティストと比べられるということは、自分たちの音楽をしっかり聴いてもらえている証拠。

自分たちを知ってもらえるきっかけになるなら大歓迎なのかもしれませんね。

さらに彼らに備わった自信が「似ていたとしても僕らの音楽に変わりない」という安心感を与えているのでしょう。

音楽は人々の感情を大きく動かします。

人々を笑顔にするだけでなく、時に涙腺を刺激することもあるでしょう。

マカロニえんぴつはこれを恋愛のようだと感じているようです。

人を愛することは幸せなことですが、時にそのせいで苦しい気持ちになることもあります。

それでもそこに本当の愛があれば、苦しさも乗り越えようとしますね。

マカロニえんぴつはそんな関係性に憧れているのでしょう。

そのくらい深い愛情を持ってもらえたら…そう願ってこんな歌詞を綴ったのかもしれません。