選手たちを力づける歌詞が魅力的!
「栄冠は君に輝く」は聴いているだけで何だか不思議と心が熱くなる曲です。
その理由のひとつは、きっと高校球児たちを強く応援する歌詞にあるのではないかと筆者は思っています。
「甲子園で優勝する」という大きな夢を持って試合に挑む選手たち。
その選手たちの背中を押すような内容の歌詞は、聴く人の心を燃え上がらせてくれます。
そこで今回は「栄冠は君に輝く」の歌詞の内容についても詳しく解説!
胸を熱くさせる甲子園の様子を描いた歌詞を紐解いていきましょう。
試合の様子を描いた冒頭の歌詞
雲は湧き 光あふれて
天高く 純白の球
今日ぞ飛ぶ
出典: 栄冠は君に輝く/作詞:加賀大介 作曲:古関裕而
歌の冒頭では、晴れ渡る天候の下、試合が繰り広げられている様子を描いています。
入道雲のような夏の曇と、真夏の熱い太陽。
そして、その空の下で野球のボールが勢い良く打たれている光景が浮かびますね。
「夏の風物詩」といえる光景を、限られた文字数の中で美しく表現しているのが素敵です。
全力で頑張る全ての選手に対するメッセージ
若人よ いざ
まなじりは歓呼に応え
いさぎよし
ほほえむ希望
ああ栄冠は 君に輝く
出典: 栄冠は君に輝く/作詞:加賀大介 作曲:古関裕而
「若人」というのは、甲子園で試合をしている選手たちのことを指しているのでしょう。
「なまじり」とは「立ち向かう」という意味です。
「選手たちは応援する歓呼の声に応え、そして試合に立ち向かう」というニュアンスであることが分かります。
そして、どの選手も「甲子園で優勝する」という希望を抱いて全力で戦うのです。
きっとこの歌詞は、全力で試合に挑む全ての選手に対して「栄冠は君に輝く」と伝えているのでしょう。
必死に戦う選手たち
風をうち 大地をけりて
悔ゆるなき
白熱の力ぞ業ぞ
出典: 栄冠は君に輝く/作詞:加賀大介 作曲:古関裕而
この部分では、ものすごい勢いで走る選手の様子を描いています。
地面を思い切り蹴り上げ、風をうつほどの早さで走っていることが分かります。
一瞬の遅れが試合に大きな影響を与えることだってあるのです。
だから、選手たちはみんな必死。
悔いを残すような試合にならないよう、一生懸命走って試合をします。
試合を白熱させるような力や技術をぶつけ合いながら戦いを繰り広げるのです。
青春真っ盛りの選手たち
若人よ いざ
一球に一打にかけて
青春の 讃歌をつづれ
ああ栄冠は 君に輝く
出典: 栄冠は君に輝く/作詞:加賀大介 作曲:古関裕而
選手たちはみんな一球一打、魂をこめて繰り出します。
今まで磨き上げてきた技を「甲子園」という大舞台で発揮できるように戦っていることが伝わる歌詞ですね。
その姿は、まさに「青春」といえるでしょう。
そんな青春真っ盛りの選手たちへ「栄光は君に輝く」と応援していることが分かります。
野球ができるというのは健康の証
空を切る 球のいのちに
かようもの
美しく匂える健康
出典: 栄冠は君に輝く/作詞:加賀大介 作曲:古関裕而