miwa【カラ＊フル】歌詞の意味を解説！電車とともに走り出したのは？新しい風を受け入れてみよう！

どうしてこんなにも「あなた」のことが気になるのか、自分でも分からない。

ただ毎日、何をしていても「あなた」のことばかり考えてしまう。

これが恋でないなら、いったい何だというのでしょう。

しかし主人公自身は、いまだ自分の気持ちに対する戸惑いを捨てられずにいるようです。

突然始まった恋に、なかなか頭が追いつかないのでしょう。

もしくは、一目惚れをするのが初めてだったのかも。

主人公はきっと「あなた」の名前すら知りません。

そんな人に恋をするなんて、本当にあり得るだろうか？

そう自分に問いかけてみても、やっぱりまだ分からない。

ただ1つ分かっているのは、「あなた」に出会って見える世界が変わったということ。

今の主人公の目には、世界が随分と華やかに見えているようですね。

2番の歌詞では、主人公が新しい恋と向きあっている様子が描かれています。

どんなに戸惑いが大きくても、生まれた恋心はいつか必ず受け入れてあげなければなりません。

恋心を自覚した時、主人公の世界はさらに華やかに変わったことでしょう。

恋は確かに素晴らしいものですが、時には「好き」という気持ちが自分を傷付けることもあります。

複雑で難解で、一筋縄ではいかない。

それが恋の魅力でもあります。

始まりは突然だったのに、そこから進展させていくのは一苦労。

恋とは本当に厄介なものですね。

しかし傷付くことを恐れて、人との触れ合いからひたすら逃げていた時に比べれば、ずっと良いでしょう。

悲しみのない世界に喜びは生まれません。

恋をして急に世界が華やいで見えたのは、きっと主人公の心に様々な感情が生まれたから。

「好き」という気持ちが、主人公の心を豊かにしてくれたようです。

ここの歌詞は、女性ならきっと共感できることでしょう。

叶えたい願いなんて、常に数えきれないくらいある。

恋をすれば、願いはさらに増えていきます。

相手のことが本当に好きだからこそ、欲張りになっていく。

それは相手にも自分と同じくらい、もしくはそれ以上に自分のことを好きになってほしいと思うから。

愛されたい。恋心が大きくなるほど、その気持ちも強くなっていきます。

恋をして、我が儘になった。

そう感じたことのある人も多いはずです。

世界が華やかに見えると、欲しいものも増えていきます。

数えきれないほどの願い事を、全部叶えたい！

いっそそのくらい欲張りになった方が、存分に恋を楽しめるのかもしれません。

恋は人を変え、見える世界をも変えてくれます。

きっと「好き」という気持ちが、世界の美しさに気づくきっかけになるのでしょう。

辛い時も顔を上げてみれば、案外周りは素晴らしいもので溢れているかもしれません。

恋は寂しさを伴うもの。

主人公も「あなた」のことを考えて、時々どうしようもなく寂しくなっている様子です。

会いたいという気持ちが大きければ大きいほど、会えない時間が苦しくなります。

せめて声だけでも聞きたい。

そう思っても、主人公はまだ「あなた」の連絡先すら知らないのかもしれません。

そもそも「あなた」の名前を知っているのかどうかも微妙なところ。

歌詞を読み解く限り、この恋は主人公の完全なる片思いです。

そう考えると切ないですが、主人公はあくまで前向きであることがうかがえます。

今はまだ片思いの切なさよりも、恋のときめきのほうが勝っているのかも。

最後の「新しい風」という歌詞は、きっと走り始めたばかりの恋心のことを歌っているのでしょうね。