この辺はあからさまな歌詞で耳に痛いという人もいるかもしれません。枠から外れたり、あぶれたり、落ちぶれた人間を叩くという光景はよくあります。
叩かれたくないなら最初から目立たなければいいと仕向けるのはまさに同調圧力を表しています。
叩く側に回れば勝ち、というのは集団いじめの構図に見えますね。いじめられたくなければいじめる側に回ればいい、という考え方です。
「いじめられる側が悪い」と言い放ち、まるで魔女裁判のようにハブく。いじめられる”被疑者”は同調圧力に押しつぶされ、重症を負っています。
同調圧力に従う彼らはまるで新興宗教の狂信者たち。誰が決めたわけでもない、同調圧力という存在にすがり、救われることのない人々。
それでも彼らはすがります。同調圧力から抜け出すことが恐ろしいから。そんな悲しくも恐ろしい現実を見事に描いています。
サビは書けない歌詞?
『何様』の聞き取れる歌詞を少しご紹介しましたが、この曲のサビの歌詞はどうしても書けません。
というのも、「日本語でも英語でもない…何語?」状態の歌詞なのです。言葉遊びとも違います。
実はこのサビこそぼくのりりっくのぼうよみが書いた歌詞であり、彼の造語なのです。
正直全くの意味不明な新語なのですが、独特な響きとリズム感は耳に心地よく、癖になります。
このなんとも言えない魅力はさすが若き天才といったところでしょうか?
これは言葉では言い表せないので、ぜひご自身の耳でお確かめくださいね♪
世の中への疑問と痛烈な批判
『何様』が問題作と言われる理由はおそらく、歌詞と映像で表現された現代社会への痛烈な批判でしょう。
確かに教師へのストレートな批判などもありますから、問題作と言われるのも無理はありません。
しかし、これに共感する人々は多くいるようです。
この他、MVのコメント欄にも数多くの共感の言葉が見られます。皆が思ってるけど抜け出せない、そんな同調圧力に一矢報いた作品といえるかもしれませんね。
SKY-HIの曲をもっと知りたい!
イケメンラッパーのSKY-HIとぼくのりりっくのぼうよみが織り成す不思議な世界観、『何様』はいかがでしたか?
痛烈な同庁圧力に対する批判が表現されているために問題作と言われていますが、多くの人の共感を呼んでいるのも事実です。
SKY-HI OFFICIAL WEBSITE
現在は「SKY-HI TOUR 2018 -Mrable the World-」を開催中で追加公演も予定されています。
ぜひライブにも足を運んでみてくださいね!
無料で音楽聴き放題サービスに入会しよう!
今なら話題の音楽聴き放題サービスが無料で体験可能、ぜひ入会してみてね