「AFTER LIFE」はアルバム「UNSER」の収録曲
2019年12月4日に発売したUVERworldの10枚目のアルバム「UNSER」。
その2曲目に収録されているのが「AFTER LIFE」です。
このアルバムはオリコンデイリー、週間ランキングで1位を獲得しました。
オリコン2019年12月度月間ランキングも3位になり、彼らのバンドの実力の高さがわかる作品です。
アルバムのタイトルは『俺たちの答え』という意味が込められています。
ドイツ語の「UNSER」(俺たちの)と、英語の「ANSWER」(答え)からつけられました。
彼らの出した答えとはなんなのか。
このアルバムもかなりメッセージ性の強いものになってるのは明白です。
「AFTER LIFE」この1曲を聴いただけでも彼らの想いを十分感じることができます。
では歌詞をみていきましょう。
「AFTER LIFE」の歌詞の意味を徹底解釈
冒頭に「AFTER LIFE」の意味が込められている
Stand by me
流星群が過ぎ去った後
誰しも夜空を見上げるのやめる
明け方になり
はぐれて遅れた彗星に願いをかける
Stand by me
出典: AFTER LIFE/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞
“Stand by me”の英語の意味は「そばに居ろ」です。
UVERworldを支えてくれる人たちにそばにいて欲しいと言っているのでしょう。
そう言っている理由は何なのか。
UVERworldに限った話ではありませんが、人や物はいつか終わりを迎えるときがきます。
もしUVERworldがなくなったとしたら、みんな時間を追うごとに自然とUVERworldを見なくなるだろう。
そうなった時のことを考えてこの歌詞を書いたのでしょう。
それが曲のタイトルにも示されています。
「AFTER LIFE」の意味は「余生」や「死後」です。
このことから、今回はUVERworldの終わりのあとについて歌われていることがわかります。
言葉選びに注目
流星群が通り過ぎたあとでも彗星が1つ、2つ観られる場合があります。
しかし遅れた彗星を観る人はかなり少ないでしょう。
ここで敢えて「明け方」という言葉を使っていることに注目してください。
明け方の空と遅れた彗星を合わせることで儚さを助長しているんです。
その彗星に願いをかける。
“ Stand by me”「そばにいてくれ」と。
たとえ1人でも俺たちを観てくれる人がいるなら歌い続ける。
そんな彼らの想いが窺える歌詞です。
実はずっと孤独を感じていた
メンバーや仲間に対する儚い気持ちを表している歌詞
俺等進行形 似て非なるもんで
互いの理想へ 掴む一等星
幸せなんて いつも染み込むふりして
身体からすり抜けてって
奇しくもどこか似たもん同士
誰といてもどこか独りぼっち
出典: AFTER LIFE/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞
メンバーは偶然にも似たもの同士であってもそれぞれの理想があって表現したいものがある。
UVERworldが終わってもそれぞれが輝ける一等星だと感じています。
そうやってUVERworldが終わったときのことを考えてしまうのです。
UVERworldが終わってしまったら、今あるものが無かったことになってしまう。
そんな気持ちになっています。
だから誰といても独りぼっちに感じてしまっているんです。
納得できることじゃないとやりたくない
解けぬ問題集 一人が好きなわけじゃない
誰も好きになれなかった
何も知らないで笑ってたくない
全て知ったつもり 嘆いてたくない
群れるのを嫌って 掴み損ねた虹も数知れず
出典: AFTER LIFE/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞
気づけばいつも1人でいることが多かった。
でもそれは、自分がいいと思った人としか一緒にいる意味を見出せなかったから。
一緒にいたいと思えるぐらいの人がいなければ、必然的に1人になってしまいます。
こうなってしまった結果は望んだことではありませんでした。
結果よりも理由を重視した考えで生きていることが窺えます。
「こうなりたい」からこうするではなく、「こうしたい」という想いで行動する。
行動する理由がちゃんとあるのに結果が伴わない。
方程式に当てはめられないもどかしいところを解けない問題集と重ねています。
なのでただ誰かと一緒にいることを嫌っていました。
その結果、逃したモノ、チャンスが数えられないくらいあった。
それでもただ笑って人と群れることは、自分が納得できないからしてこなかったのだと歌っています。