「ARASHIC」収録曲
今回皆様にご紹介するのは、国民的アイドルグループ「嵐」の楽曲です。
2019年でデビュー20周年を迎える「嵐」。
彼らがこれまでリリースしてきた楽曲の中でもスローバラードなナンバーに注目!
それが、今回ご紹介する「旅立ちの朝」です。
2006年7月5日にリリースされたアルバム「ARASHIC」に収録されています。
ライブでも、中盤から後半にかけてクールダウンの曲として歌われることが多いですね。
そんなバラード曲のストーリーは、”新しい世界へ踏み出す”内容です。
誰がどんなタイミングで、どんな1歩を踏み出すのでしょうか。
歌詞を読み解く
それでは、ここからは気になる歌詞を見ていきましょう!
筆者の独自の解釈となりますので、読者の皆さんも”ご自身だったらどう解釈するか”
比較しながら楽しんでもらえたらと思います。
まずお伝えしたいのは、この曲には原曲があるということ。
正確な曲名などはわからなかったのですが、どうやらスウェーデンの楽曲だそうですよ。
和訳が果たして原曲の通りかはさておき、嵐が歌う「旅立ちの朝」に注目です!
新しい1歩を踏み出す決意を感じられる歌詞
仲間との別れ
そろそろ行くね 大きなバックに
みんなの思いつめて 最後に振り向いた
出典: 旅立ちの朝/作詞:SPIN 作曲:Shusui,Fredrik,Hult,Jonas Engstrand
出だしから「出発」を歌っていますね。
主人公は大きなバックにきっと大きな決意を詰め込んでいるのでしょう。
みんなが側にいて見送りをしてくれているのでしょうか。
決心をした気持ちと新しい地での覚悟を胸に仲間たちを振り返ります。
よくドラマなどでも見る光景なので、容易にイメージすることができますね。
淋しい表情を隠すようにわざと明るく笑顔になる主人公。
複雑な思いで見送るみんな。
そんな光景が目に浮かびます。
主人公はどんなタイミングでどんな1歩を踏み出すのでしょうか。
そして一体なんのために?
先を見ていきます。
大切な人からの一言
しあわせはいつも つかみとるもの
君が言う みんなの顔が 涙でゆれる
出典: 旅立ちの朝/作詞:SPIN 作曲:Shusui,Fredrik,Hult,Jonas Engstrand
”君”が言った言葉として、”みんな”と区別して表現しています。
1行目の言葉で背中を押してくれたのは主人公にとって特別な人かもしれません。
親友か、はたまた恋人か…。
”君”だけのキーワードではそこまでわかりません。
しかし、”君”に言われた1言で主人公は目を潤ませます。
そして目の前にいる、”君”を含めたみんなの顔が滲んでしまうのです。
切ないですね。
決してネガティブな別れではなく、とても前向きな別れです。
でもやっぱり親しかった人たちの元を去るのは胸が痛くなりますね。
そこまでして主人公が新しい地へいく理由は、一体何なのでしょうか。
自分に言い聞かせるように
※空を飛ぶ夢が立ち上がる その声を忘れない
見えなくても 消えないように 輝けるように
Stay with me※
出典: 旅立ちの朝/作詞:SPIN 作曲:Shusui,Fredrinlk,Hult,Honas Engstrad
ここは繰り返しの部分になります。
空に羽ばたけば夢に近づく。そんな意味が込められているのではないでしょうか。
忘れない声はおそらく、前述ででてきた”君”から言われた一言です。
その言葉を主人公はとても大切にして、決して忘れることはないでしょう。
これから向かおうとしている主人公の未来には、まだ先が見えていない部分がありそう。
それでも、その夢が消えないよう、夢に向かう気持ちが消えないように。
きっとこの旅立ちの瞬間に、主人公はとても素晴らしい言葉の贈り物をもらったのですね。
最後の英文を直訳すると「そばにいて」となります。
ここでのそばにいてというのは、距離のことではありませんね。
大切な仲間たちから離れて、1人新たな地での人生を始める瞬間です。
「そばにいて」は、離れていても応援していてくれ、ずっと仲間でいてくれ。
そんな気持ちであると思います。