Little Glee Monster「書きかけの未来」の歌詞を紐解く

何事もない一日は安心でいいことかもしれないけれど、無難に過ごした一日は自分に何も残らないかもしれません。

失敗をしてもめげることなく立ち上がる、そういう経験をしたほうがきっと強い心を得られます。

傍で見ていてくれる人には心配でたまらないかもしれないけれど、自分の人生は自分しか歩めません。

自分が選んだ道を、自分の足で進んでいくしかないのです。

輝きだしたのは、きっと自分の歩いている道の向こうです。

気持ちがくじけそうになるたび自分にエールを送り、見守ってくれる人の想いをエールに変えて、そうやって毎日ひたすらに努力してきた『私』。

そんな『私』が進む道の先に光が射すように、夢だったものが現実味を帯びてきたのでしょうか。

1番ではまだ不安を抱えていた『私』が、2番では揺らがない力強さと自信を身につけた『私』になっていると思いませんか？

きっとたくさんの失敗をして、そのたびに乗り越えて、そうやって色んな経験をしてきた結果なのでしょう。

それが自分の糧となっているという確信を得られるような出来事があったのかもしれません。

そして自分は成長している、夢に近づいているという自信を得た『私』のエールとメッセージが、最後に再び出てきます。

繰り返される『大丈夫』と言い聞かせる言葉は、先ほどよりも力強く響きます。

夢に近づいているという実感を得た『私』の言葉は、確信を持って紡がれています。

もちろん近づいているとわかっても、これからの道のりが楽になるわけではありません。

失敗しても、苦しい場面に直面しても、自分を見守ってくれている人がいるという事実をエールに変えて、これからも『私』は自分を励まして進んでいくのです。

両親やそれに類する『私』を見守ってくれている人に、近い未来にきっと夢を叶えるからと誓う言葉です。

いままで心配ばかりかけてきて、きっとこれからもそれは変わらないのだろうけれど、少しでも安心してもらえるようにという想いが、一度目のときよりも強く表れているように思えませんか？

強く願う前向きな気持ちは、きっと明るい未来を『私』に呼び込んでくれることでしょう。