「Valkyrie-戦乙女-」
配信限定シングル曲&加治ひとみとのスプリットシングル
和楽器バンドの「Valkyrie-戦乙女」をご紹介します。
この曲は2016年の発売ですが、当初は配信限定シングルでした。
CD派としては厳しい状況だったのですがその後、加治ひとみとのスプリットシングルとしてCDリリースされます。
初回限定版には、ジャケットサイズのステッカーが封入されていました。
初回盤、通常盤ともにCDのみと、DVD付きが選べます。
ベストアルバム「軌跡 BEST COLLECTION+」に収録
「Valkyrie-戦乙女」はオリジナルアルバムへの収録はありませんでした。
その代わりベストアルバム「軌跡 BEST COLLECTION+」に収録されています。
どうせならアルバム派の方は、こちらをチェックしてください。
その他の楽曲も選りすぐりですので、持っておいて損はないと思います。
アニメ「双星の陰陽師」主題歌!
「双星の陰陽師」の世界観に浸ろう
そして「Valkyrie-戦乙女」はアニメ「双星の陰陽師」の主題歌です。
明確にアニメのために書いたとはされていませんが、かなりアニメを意識させる歌詞の内容となっています。
陰陽師が主人公のアニメで、キャラクターの衣装も和でありながら古臭さがない。
そんなところは和楽器バンドと似ているのではないでしょうか。
和と和のコラボレーションです。
相性はバッチリ、とことんその世界観に浸りましょう。
歌詞の意味を解釈!
双つ星は瞬く 夢の途中でカットアウトさ
悲しい夢 見てたような
何故だろうか 思い出せなくて
出典: Valkyrie-戦乙女-/作詞:亜沙 作曲: 亜沙
引用文冒頭の「双つ星」は、アニメ主人公のろくろと紅緒を連想させます。
ろくろは幼少の記憶がありません。
「思い出せなくて」とリンクしますね。
歌詞として読んだ場合には、夢の途中でふと目が醒めてしまった。
悲しい気持ちだけが残っているが、どうしても思い出せないという状況です。
何かが始まる予感を感じずにはいられません。
深く息を吸い込んだなら
さぁ、いかなきゃ 敵が待ってる
出典: Valkyrie-戦乙女-/作詞:亜沙 作曲: 亜沙
目が醒めたのは、敵襲があったからでしょうか。
大きく息を一つしたら、すぐに出発です。
ここでボーカルゆう子の歌い方に注目。
「敵が待ってる」のフレーズが少し嬉しそうに聞こえてしまうのは私だけでしょうか。
この場合の「いかなきゃ」は、戦わなければ死ぬかもしれないということですね。
でも同時にそれは、戦場が必要としてくれているということでもあります。
好きで戦をするわけではなくとも、やらなければならない使命があるのです。
使命を果たすために生きるのも喜びということなのでしょう。
ねぇ、君はどこにいるの?
傷ついてもそれでもいい
出典: Valkyrie-戦乙女-/作詞:亜沙 作曲: 亜沙
君を探しています。
会えたとしても傷つくことになるかもしれない。
それでもいいから会いたい。
ろくろと紅緒の関係性を示唆しています。
最初は反発しあっていますからね。
歌詞の文脈としては、敵を探しているようにも取れます。
こちらは出会ったら確実に傷つけ合うことでしょう。
しかも物理的にです。
戦場で、討つべき敵を探しているときはどのような気持ちになるでしょうか。
勝つためには敵を見つけ戦わなければなりません。
どうしても敵と出会わなければならないのです。
でも、できるなら会いたくない。
傷つけたくもない。
しかし、戦わなければならないという運命。
そのような微妙な心持ちを表現しているのではないでしょうか。
光の矢を放て
この目は今敵を捕らえた
屍を超えるのさ ヴァルキリー
出典: Valkyrie-戦乙女-/作詞:亜沙 作曲: 亜沙