甘いCMソングで空を翔けました
ペガサスの朝 は明治製菓「明治チョコレート」のCMソングに使用された。 レコード売上は45万枚を記録、五十嵐としては最大のヒットソングとなり、1981年冬季の代表曲となった。 作詞:ちあき哲也/作曲:五十嵐浩晃
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ペガサスの朝
「ペガサスの朝」の作詞は五十嵐浩晃さんではありません。
でも五十嵐浩晃さんの少年っぽさを残した爽やかな声は生まれ育った北の大地、北海道をイメージさせます。
歌う時には五十嵐浩晃さんの脳内に北海道の朝の空が広がっていたはず…。
明るく乾いた空気の下での出会い、そして愛へ踏み出す2人を歌詞と共に追いかけます。
旅での出会いは…
カゲロウはマジック…
熱くもえるまるでカゲロウさ
汗のしずくがとてもきれいだよ
出典: ペガサスの朝/作詞:ちあき哲也 作曲:五十嵐浩晃
『カゲロウ(陽炎)』は科学的に説明できる現象。このような気象条件の下で起こります。
(リアルに目にするときは気温が高いので熱中症には注意しましょう。)
よく晴れて日射が強く、かつ風があまり強くない日に、道路のアスファルト上、自動車の屋根部分の上などに立ち昇る、もやもやとしたゆらめきのこと。 気象条件から夏に多く見られる現象である。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/陽炎_(気象現象)
ある一定の条件で起こることが分かっている『カゲロウ』。
でもその景色を目にすると、誰かのパワーで世界が書き替えられたような錯覚に陥ります。
歌の中で揺らめいたのは空気だけではありません。
心に突然『カゲロウ』が飛び込んでくる刺激を受けたのです。
熱せられた空気の中で起きた偶然の一瞬が映像となって歌が始まりました。
歩いているあなたの姿が段々とこちらに近づいてくるのが見えてきます。
輪郭だけだったあなたがハッキリとした形になって見えました。
汗のきらめきが見える距離にあなたがいます。
僕の目は釘付け…汗なんて気にしないで現れたあなたの輝きに。
いつもと違う景色の中で
めぐり逢いは誰もいない海
旅のはからい感謝したいのさ
出典: ペガサスの朝/作詞:ちあき哲也 作曲:五十嵐浩晃
旅の目的はグルメ・温泉・史跡など色々あります。他には出会いや触れ合いを求めて旅に出ることも…。
いつもと違う景色と空気の中の偶然の出会いは、心をワクワクさせます。
歌詞は胸がキュンとする出会いの様子を、恋愛ドラマのワンシーンのように描きました。
地元の人との出会い、もしくは旅をするもの同士の僕とあなたの出会い…。
どちらも有りと言える、旅ならではの出会いのスタイルです。
『めぐり逢い』という言葉にはただ単に顔を逢わせるだけではない、その前後にあるストーリーを感じます。
人影の少ない海を求めてその時間に訪れることを、2人は事前に知るはずはありません。
でも必然のようにめぐり逢うことができたのです。
神様が『旅』というきっかけを作ったようにも思えてくる『めぐり逢い』。
静かな浜辺に2人の心を邪魔をしないように波が打ち寄せます。輝く太陽は北の大地の短い夏へのギフト。
何もかもが2人のために存在しています。
心も空を翔けていきます
旅の神様の取り計らいで出会った2人。
2人はそのまま導かれるように同じ時間を過ごします。
空を飛ぶことができる伝説上の生き物は本当にいたようです。