さらに素晴らしいことは、自分のことは二の次で君の生き方を尊重すると言っていることです。
実際パートナーができたり家族になった時、それぞれの夢を追うことは容易いことではありません。
君の夢の実現のためなら、僕の夢を捨てても構わないとまで言っています。
ある意味ひとつの夢を追うほうが失敗は少ないかも知れませんね。
ですがこれはまだ彼の未来の理想への夢の段階にすぎません。
そうして彼は神に祈ります。
早く彼女が自分を受け入れてくれて次の段階に進めるように。
大切な人が人生に失敗して苦しむ姿など見たくないのです。
現実からの逸脱
I'm gonna love ya, I'm gonna love ya
I'm gonna love ya, I know I could
君を愛し続けたい
僕にはそれができるとわかっているんだ
出典: Gonna Love Ya/作詞:Bergling, Sandro Cavazza, Dhani Lennevald, Ash Pournouri, Marcus Thunberg Wessel 作曲:Bergling, Sandro Cavazza, Dhani Lennevald, Ash Pournouri, Marcus Thunberg Wessel
私達にはこの歌詞の中に出てくる君がどのような人でどのような暮らしをしているかはわかりません。
もっといえば対象が異性とも限りませんし身内や師弟関係にある人だということも無きにしもあらずなのです。
そのようなことを考慮しても1番大切な人に愛を捧げたいという思いはたったひとつの真実だと思います。
ですがこの愛する人の現実の中にある日常を何らかの形で変えたいと思っていることは確かです。
君を取り囲む現実を逸脱させることが彼の大きな望みではないでしょうか。
そしてもし僕の望みが叶えば僕は君への愛情を全うできる。
そうすれば君の望みも叶うと信じているのです。
僕の愛は他の誰の愛よりも深いと信じています。
情熱の自由は流動するものなのですが…。
今ここにあると信じられるものは「永遠」という2文字だけです。
希望を妨げるもの
Sometimes it's hard to have the upper hand
When every dream you've had is turning into sand
時には優位に立つことが難しい事だってある
すべての夢が砂のように流れていく時
出典: Gonna Love Ya/作詞:Bergling, Sandro Cavazza, Dhani Lennevald, Ash Pournouri, Marcus Thunberg Wessel 作曲:Bergling, Sandro Cavazza, Dhani Lennevald, Ash Pournouri, Marcus Thunberg Wessel
彼女の生きる姿勢を妨げるものを予測することは困難です。
物事は必ずしも予定通りには進みません。
運命はいつも裏切りをはらんでいます。
ですが彼はいつどんな時も何が起ころうとも彼女を守りたいのです。
You need someone to make your day
But he took your breath and blew it away
君には君を支えてくれる人が必要なんだ
だけどあいつは君の人生のじゃまをしている
出典: Gonna Love Ya/作詞:Bergling, Sandro Cavazza, Dhani Lennevald, Ash Pournouri, Marcus Thunberg Wessel 作曲:Bergling, Sandro Cavazza, Dhani Lennevald, Ash Pournouri, Marcus Thunberg Wessel
そしてここで彼ははっきりと言うことができます。
君は今の恋人によってすべてが上手く行かなくなることに気づくべきだと。
今の恋人は君を苦しめる要因になっているのでしょうか。
このことが彼の思い過ごしなのか真実なのかはわかりません。
じゃまするものがあればあるほど恋の闘志は燃えるといわれていますね。
ですがここで1番問題なのは彼女が恋人をどれくらい愛しているかわからないということです。
そこがわからなくては彼女が彼に自分を委ねてくれる可能性が見えてきません。
君を理解することへの自信
I'm gonna love ya like he never could
Cause I know you deserve so good
僕はあいつが絶対真似できないくらい
君を愛していける
君がどれだけ素晴らしいか知っているから
出典: Gonna Love Ya/作詞:Bergling, Sandro Cavazza, Dhani Lennevald, Ash Pournouri, Marcus Thunberg Wessel 作曲:Bergling, Sandro Cavazza, Dhani Lennevald, Ash Pournouri, Marcus Thunberg Wessel
ここでもう1度彼の気持ちに焦点を当てて振り返ってみたいと思います。
彼が彼女に対して持つ気持ちの根底にあるものは人間としての尊敬です。
彼が彼女の虜になった時すでに価値観を共有したいと思ったことがすべての始まりだったのでしょう。
そしてその価値観は共有できるものという確信にかわります。
彼女が成し遂げようとしている何かに気が付いた時はすでに彼女を助けたいと考えているのです。
その気持ちには包み込む大きな愛だけではなくもちろん自己愛の気持ちもあります。
もっといえばその気持ちの中には彼女を認めると同時に自分を認めて欲しいという気持ちもあるのです。
その気持ちがうまく呼応した時に絶対的な愛の力が沸き起こるのではないでしょうか。
そして愛し続けるという自信は自分への自信でもあります。
カリフォルニアで上手く暮らしていると言っていたのは、自分の仕事も上手くいっているということです。
余裕のある大きな愛情を持っているということでしょうね。
「君ほど素敵な人はいないよ」と希望のある言葉で締めくくりたいのですが…。
彼の心の中の言葉は上手く伝わっているのでしょうか？
見えない結末
彼の愛は揺るぎないものですが、その気持ちを彼女はどのくらい受け止めているのでしょう。
彼女がどういった未来を選択するのかはわかりませんが幸せは結果であり予測されるものです。
では幸せの尺度はどうやって計るのでしょうか。
例えば手の平に乗せたりんごを見て大きいと感じる人もいれば小さいと感じる人もいます。
このりんごが真っ赤だと感じる人もいればそれほど赤くないとかんじる人もいますね。
このように幸せだと感じたり美しいと感じる尺度は人によって違います。
運命によって未来が変わったとしてもそれを受け止めなければならないのです。
彼がたとえ片思いだったとしても、彼女は誰かに一生振り回されたとしても人生は残酷ではありません。
大切なのは幸せの尺度です。
結果をどのように受け入れてやり過ごすかですね。
