Juice=Juice【25歳永遠説】歌詞徹底解説！タイトルに込められた意味は？くじけそうなあなたへ

25歳というのはその昔の女性にとっては「お肌の曲がり角」などといわれていました。

これは美容面だけの曲がり角を指した訳ではないかもしれません。

25歳になると歳相応のストレスを抱えだします。

仕事で重責を負うような仕事を任されて緊張した日々になるかもしれません。

「25歳永遠説」でも25歳の素晴らしさだけを歌っている訳ではないのです。

25歳になって日毎に増えてゆくため息のようなものが空の雲に喩えられます。

ただ空模様はいつまでも同じな訳ではないでしょう。

雨降りになることもあるでしょうが、いずれ晴れ渡る日がすぐに来ます。

こうした何かネガティブなことについて「25歳永遠説」ではきっと大丈夫だよと声をかけるのです。

ある種の呑気さがないと25歳から先の人生を乗り切るのは大変でしょう。

宮崎由加のパーソナリティから学ぶように笑顔で乗り切って歌い上げるのです。

失敗したって悪いことばかりが続く訳ではありません。

まして生命まで取られるようなことは余程のことじゃない限り起こりえないでしょう。

鷹揚にして生きていればいい。

「25歳永遠説」は宮崎由加を送り出すための歌ですから様々なアドバイスを詰め込んでいるのです。

続くラインは宮崎由加のパーソナリティに由来する箇所です。

彼女の可愛くもあざとさが滲む表情はアイドル・ファンの心を掴みました。

その笑顔は計算じゃないと歌っています。

しかしもっと普遍的にこの歌詞を捉えてゆきたいです。

25歳の女子にとっては何でも笑顔で押し通せなくなる年頃かもしれません。

年齢で区分されるのではなくその人のパーソナリティによって事情が違うでしょう。

25歳というのは年齢で人柄や実力を判断される歳ではなくなります。

その人の実際の仕事の能力や、プライベートでの人柄など人間として真っ当に評価されるのです。

本当に一人前の女性になるのがこの頃でしょう。

それでもどんな年になっても笑顔でいられる人は素晴らしいです。

コミュニケーションの基本はいつでも笑顔で会話できること。

笑顔が素敵な人の周囲にはたくさんの人が集まってきます。

多くの人の愛に恵まれて生きることは独り立ちしてからも大切なことなのです。

思春期に抱えた様々なコンプレックスがどうでもいいと思える年頃でもあります。

今、うまく笑えないことに悩んでいる人もそのうち自然な笑顔を身に着けているはずです。

大切なことはいい出会いに恵まれて笑って過ごせる日々が続くことでしょう。

25歳になれば多くのことを自分で責任を負いながらできるようになります。

責任を負える範囲で自由な暮らしが可能になるのです。

これは自分自身で稼いだお金で独り立ちした暮らしができることに依拠します。

ひとり暮らしか誰かと暮らすのか選択肢も色々です。

身の丈にあった暮らししかできないのが実情であって、バラ色の生活がある訳ではないでしょう。

しかし学生時代など親に依存していた生活からは一歩も二歩も前進できています。

25歳にもなると生活の選択肢は学生時代よりも増えているのです。

学内での流行に合わせて服を選ぶようなこともなくなります。

自分のセンスと社会的なコードに従って服を選ぶ自由が生まれるでしょう。

ファッションに関しても一人前の女性としての見識を培うことが自然にできます。

大人の女性になるということは選択肢が増えてゆく日々なのです。

25歳になって自身の進路を新たに見出した宮崎由加。

アイドルという稼業の辛さは消費期限のようなものを設定されてしまうことです。

ただ、こうした事実を覚悟してこの世界に入ってきたのですから本人の気持ちは先を見据えているでしょう。

これまでの日々にはいいこともちょっとした失敗もいっぱいあったはずです。

多くの人の注目を集める仕事をできたことはこの先の彼女の人生にプラスしかもたらしません。

ハロー!プロジェクトのアイドルになるという夢を叶えただけで奇跡的なことです。

宮崎由加は一般的な女性よりも多くの人の夢を背負って生きてきました。

そんな彼女にも思いを残したことがあるのかもしれません。

彼女の本当の心模様は想像することしかできないでしょう。

25歳ということで卒業を求められる職業は他にもいくつかあるかもしれません。

若い女性だけにしか働くことを許されない職場というものはまだまだあります。

ただ、彼女たちにとってこれから先の人生こそが本番かもしれません。

若さを武器にすることなく一人前の大人の女性として社会に打って出ることになるのです。

そんな日々にあっても自分らしさを捨てずに生きたいという思いを歌います。

社会の重圧というものは無視できるものではないでしょう。

わたしはわたしでという生き方は試練が伴うものです。

それでも自分を捨てずに生きて行けたならば人生が本当に自分のものになります。