好きって言ってよ
ハロー!プロジェクトのアイドルグループ、Juice=Juice。
2013年に結成、メジャーデビューしました。
「フレッシュなユニットになってほしい」という意味からこのグループ名がつきました。
そんなJuice=Juiceの13枚目のシングルがこの「好きって言ってよ」です。
2020年4月1日にリリースされました。
メンバーである宮本佳林さんのラスト参加シングルでもあります。
この曲は、恋人がいながらも本当の気持ちを伝えることができない女性の物語。
とても辛く、悲しみを感じる歌詞になっています。
それでは、この「好きって言ってよ」の歌詞について解説していきましょう。
振り回される私
昨日とは違う
あぁ、昨日は手を繋いだのに
今日はなぜかちょっとだけ冷たい?
そんな駆け引き 夢中になれない
出典: 好きって言ってよ/作詞:山崎あおい 作曲:山崎あおい
歌詞の1行目。
手をつないだ描写があることからも、恋人がいるということがわかるのではないでしょうか。
昨日は手をつなぐほどラブラブだったのでしょう。
しかし、歌詞の2行目で今日は突然恋人に冷たくされている様子が描かれています。
昨日と今日、恋人の態度が違うことで、私自身は混乱してしまっているのです。
彼を怒らせてしまったのかもしれない、私のことを好きではなくなってしまったのかもしれない。
そのような不安が一気に押し寄せてきたのでしょう。
彼は駆け引きをして、私の気を惹きたいのかもしれません。
しかし、私はそんなことをしている場合ではないのです。
急に冷たくされることで不安になってしまい、何にも集中できなくなってしまっているのでしょう。
そんなドキドキはいらない
明日の予告もアテにはならない
その場しのぎで変わってゆく時代
生きるだけで スリルは足りてる
出典: 好きって言ってよ/作詞:山崎あおい 作曲:山崎あおい
昨日とは全く違う様子の今日の彼。
明日、またどうなっているかはわかりません。
明日どうなっているか前もって言われていても、それが確実とは限らないのです。
彼は気分屋な性格なのかもしれません。
また、いま自分が生きている世の中が目まぐるしくいろいろと変わってしまう時代。
私はそれに追いつくために必死に生きているのです。
つまり、そのような恋の駆け引きで味わうドキドキやスリル、緊張感はもう体験している私。
恋愛での駆け引きは必要ないのです。
私だけを愛して
今は必要ない
胸を焦がす恋もきっと
良いけれど
私が欲しいのは もう
変わらないもの ひとつだけ
出典: 好きって言ってよ/作詞:山崎あおい 作曲:山崎あおい
歌詞の1行目。
胸を焦がす恋というのは、ドキドキしてしまうような恋愛のことでしょう。
駆け引きによってドキドキすることは良いことかもしれません。
また人によってはその駆け引きを楽しんだり、さらに恋仲を深めたりすることもできるでしょう。
しかし、私自身はそんな恋愛は必要ありません。
私自身が求めているのはそのような恋ではないのです。
自分の中では「こんな恋がしたい」と、心の中で定まっているのでしょう。
あなたの気持ちは
好きって言ったら
「ありがと」じゃなく
好きって言ってよ 同じ温度で
無償の愛はとうに品切れ
生憎、そんな余裕はないの
出典: 好きって言ってよ/作詞:山崎あおい 作曲:山崎あおい