中島みゆきで人生を生き抜く
歌の歌詞をじっくりと聴くということが、どれだけできているだろうか?と思うことがあります。
なんとなく聴き飛ばしてしまったり、こんな歌詞なんだろうと先入観を持ってしまったり。
ノリの良い曲だからと、歌詞を聞き流してしまうことも。
疲れている時こそ、ひとつの楽曲にじっくりと向き合ってみてはいかがでしょうか。
中島みゆきの歌詞の中から、人生を生き抜くヒントになる歌詞を集めてみました。
第10位『瞬きもせず』
誰かが認めてさえくれれば
あのささやかな人生を 良くは言わぬ人もあるだろう
あのささやかな人生を 無駄となじる人もあるだろう
でも僕は誉める 君の知らぬ君についていくつでも
出典: 瞬きもせず/作詞:中島みゆき 作曲:中島みゆき
すべての人に好きになってもらうことはできません。
誰からも気に入られることは難しい。
人生はほんの一瞬で終わってしまいます。
1日が長いと思っていられるのは年齢が1桁までの間。
20才を過ぎ、30才を過ぎると時間の速さも10倍速で進んでいきます。
誰か1人でいい。温かい手で握ってくれる人がいれば。
この短い人生を、寄り添い大切に思い合って生きることの大切さを伝えてくれます。
第9位『慕情』
テレビドラマ主題歌です。
2017年テレビ朝日系『やすらぎの郷』。芸能人のシニアハウスを描いた作品です。
中島みゆき自身も、脚本の倉本聰とカメオ出演しました。
中島みゆきは自分が主題歌を歌っているドラマに「ちょっと出る」のが好きなのだそう。
どこに出たのかな?と探すのも楽しいですね。
ドラマ挿入歌の『人生の素人』とカップリングでシングルリリース。
ドラマが好調だったこともあり、オリコン週間8位。
人生は一度きり

少し嬉しかったことや 少し悲しかったことで
明日の行方は たやすくたやすく
翻るものだから
甘えてはいけない 時に情けはない
手離してはならぬはずの 何かを 間違えるな
出典: 慕情/作詞:中島みゆき 作曲:中島みゆき
こちらは公式トレーラー動画です。歌詞も出てきます。
今回の記事は、「過酷な人生を生き抜く」がテーマです。
人生をどう生きるかということは、とても難しい問題なのに考えている余裕がありません。
何を選び、何を捨てるか。
失敗したくないと悩んでいる間にも時は過ぎていきます。
この曲には、その残酷さも描かれています。
急ぎ過ぎたばかりに本当に大切なものを見失ってしまう怖さ、人生への後悔。
それでも生きていかなければならない残酷さ。考えさせられる楽曲です。
第8位『麦の唄』
NHK朝の連続テレビ小説『マッサン』の主題歌として、2014年にリリース。
ドラマは大ヒットし、『麦の唄』もオリコン週間5位の大ヒットになりました。
2014年の『第65回NHK紅白歌合戦』に出場。
主演のマッサン役玉山鉄二、エリー役シャーロット・ケイト・フォックスを前に歌唱しました。
2002年の『地上の星』以来12年ぶりの出場でした。