「Key -bring it on, my Destiny-」のメッセージを読み解く!

「Key -bring it on, my Destiny-/レニーコードフィクション」の歌詞を解説の画像

リスナーに感情を強くぶつけるような圧倒的な表現力が魅力のバンドLenny code fiction

2012年に若手バンドの登竜門「閃光ライオット」に出場し、ファイナリストに選出されました。

当時「CROMARTY」だったバンド名を2014年に「Lenny code fiction」へと改名。

2016年には念願のメジャーデビューを果たしました。

アニメタイアップで知名度急上昇!

「Key -bring it on, my Destiny-/レニーコードフィクション」の歌詞を解説の画像

2016年8月31日「Key -bring it on, my Destiny-」でメジャーデビュー。

この曲は大人気アニメ「D.Gray-man HALLOW」のオープニングテーマに起用されました。

「D.Gray-man」は2006〜2008年で第1期放送が終了し、2期制作が期待されたまま8年が経過。

当時少年だった視聴者は大人になっても、待望の2期「D.Gray-man HALLOW」に大喜び!

自由に「音楽」を購入できる大人の視聴者が増えたことが、楽曲・バンドの知名度を底上げしました。

多くのリスナーの心を揺さぶる「Key -bring it on, my Destiny-」をピックアップ!

今回はLenny code fictionを代表する1曲「Key -bring it on, my Destiny-」歌詞をご紹介します。

背伸びしたい年頃の少年にも、かつて少年だった青年にも響く、強いメッセージを感じる作品です。

今の自分に自信が持てない人は必見!

「Key -bring it on, my Destiny-」の歌詞の世界をじっくりと紐解いていきます。

違う自分に変わるための「鍵」

胸に残る言葉、記憶も
傷が痛むあの日のことも
全てが自分を変える鍵だろう

出典: Key -bring it on, my Destiny-/作詞:片桐航 作曲:片桐航

今まで歩んできた人生を振り返ってみましょう。

何もかもが順風満帆、嫌なことは1つもなかった!と胸を張れる人はごく稀ではないでしょうか。

誰の言葉にも影響されず、自分の力で生きてきたと言い切る人もいないはずです。

転んだり、傷ついたり、誰かの言葉に胸を打たれたりしながら生きています。

何かに失敗した人は、どうすれば失敗せずに済んだのか考えます。その失敗は繰り返さないでしょう。

誰かの言葉に感銘を受けた人は、それを自分の人生に応用しようとします。

失敗や後悔、気づきや学び、心に響く全てが、新しい自分を作るのです。

ドアの向こうにある新しい道に踏み出すための、扉を開ける鍵なのです。

後悔や失敗が自分を作っていく

失敗や後悔を嘆くのは当たり前のこと。

それらを「前に進む力」に変えていけたら、意味ある失敗だったと言えるのでしょう。

自分で道を選ぶという「責任」

理由もなく僕らはただ スタートに立ったわけじゃない
息を始め君は左 僕はそれを右に曲がった

出典: Key -bring it on, my Destiny-/作詞:片桐航 作曲:片桐航

ここで歌われる「スタート」は誕生だと仮定しましょう。

人間は産まれた瞬間に息を吸い込み肺を広げ、泣きながら呼吸をします。

うまく泣けなくて、助産師の手を借りる人もいます。

目的は同じだとしても、方法が異なるということです。

つまり産まれた瞬間から目的を持ち、目的を達成するために選択肢があるのです。

自分で選択することもあれば、親が選択することもあるでしょう。

自分の意志で選ぶことが当たり前になる頃、選ぶ「責任」が生じます。

右を選んだのは「僕」自身。その先に何があっても責任は「僕」にあります

自分だけが生み出せる「鍵」がある