阿部真央【まだいけます】歌詞の意味を解釈！なぜまだ終わらせないで欲しいのか？戻れない理由を紐解く

2019年、デビュー10周年を迎えた阿部真央さん。

11年目の始まりに【まだいけます】をリリースしました。

こちらのオリジナルアルバムは、【dark side】や【pharmacy】などの話題曲を数多く収録。

じっくりと阿部真央さんの世界観を味わえます。

特に、初回限定盤は、メイキング映像とMusic Videoを収めたDVDが付いていて、聴きごたえ抜群。

視覚と聴覚で満喫できる一品です。

ベストアルバム【阿部真央ベスト】以降、明るく清々しい楽曲の発表が続く中。

アグレッシブな感情を全面に押し出した本作がリリースされ、いい意味でファンの期待を裏切りました。

ネット上では、「阿部真央さんの魅力が凝縮されている」と絶賛されています。

Twitterユーザーの中には、その実力の高さを再確認している方も。

快進撃は、まだまだ続きそうです。

阿部真央さんは、デビューして間もなく、シンガーとしての計り知れない力が各方面で認められました。

公私ともに充実した日々を送り、2015年1月に結婚、同年9月に出産しています。

妻となり母となった彼女は、濃密な人生経験を積んでいるようです。

その進化と真価の両方をデビュー11年目のオリジナルアルバムで見せつけています。

タイトル名は、「まだまだシンガーとして頑張ります」という宣言のよう。

そして、このたび紹介する表題曲【まだいけます】は、とてもカッコイイです。

では、歌詞の意味を冒頭から確認しましょう。

官能的な要素が取り入れられた歌詞。

恋に溺れる男女をイメージしているようです。

冒頭に配された“完璧”と“明白”という言葉。

男女の妖しい関係性を正当化させようとしている様子が窺い知れます。

パートナーが居る人との横恋慕。恋を世間に公表できない事情。

何かしらやましいことを抱えながら、男女は逢瀬を重ねているのではないでしょうか。

ゆえに、自分たちのことを“滑稽”と揶揄しているのでしょう。

しかし、走り始めた男女の恋は、止まる気配がありません。

激情に駆られる様子をリフレインする“～抱く”が如実に表しています。

危険な情事は、人生の歯車を大きく狂わせるリスクファクターになりかせません。

けれども、恋人のことを考えると理性が吹き飛び、冷静な判断力を失ってしまう。

親身に心配してくれる周囲の“警告”にすら耳を貸さなくなるのでしょう。

“愛称”を呼ばずとも、魂や本能で求め合う男女。

いつしか後戻りできない領域に至っているのかもしれません。

リフレインする“戻れない”が男女の危うさを強調しています。

逢える時間が限られているからこそ、男女は互いを愛おしく思うのでしょう。

まだ君との時間を終わらせたくないよ。私たちの恋は、まだまだ続くわ。

別れの時が刻々と近づくにつれて、言葉にしきれない想いが溢れてくるのかもしれません。

“まだ”と“終わらせ”というフレーズが巧妙に使われ、男女の愛情の深さを伝えています。